ホンジュラス関係 読売新聞7月5日の朝刊記事です。

ホンジュラス
大統領の復帰認めず
暫定政権 米州機構の要求拒否 [テグシガルパ=小寺以作]



 ホンジュラスの首都テグシガルパに入った米州機構(OAS)のインスルサ事務総長は3日、セラヤ大統領に対する
クーデター後に樹立された暫定政権の政党関係者らと会談した。事務総長は、大統領の復帰を求めたが、暫定
政権に拒否され、交渉後、「(暫定政権に)妥協の余地はなかった」と述べた。
 一方、AP通信などによると、ミチェレッティ暫定大統領は同日夜の声明で「OASは裁判所ではない」と批判、
OAS脱退の可能性も示唆した。
 OASは4日、ワシントンでホンジュラスOAS参加資格停止の是非を協議する。同通信によると、事務総長は、
参加資格停止が決まった場合、11月のホンジュラス大統領選で新政権が誕生しても、OASへの自動的復帰は認め
ないとの方針を示した。
 セラヤ氏は4日以降、帰国する方針を示しているが、暫定政権側は、帰国すれば同氏を国家反逆のなどの容疑で
逮捕すると警告しており、帰国できるかどうかは不明。首都中心部では3日、暫定政権とセラヤ氏の支持者が
それぞれ大規模なデモや集会を行い、相手側への激しい非難を繰り広げた。



写真
3日、テグシガルパの大統領官邸前で、暫定政権支持のデモを行う市民ら。横断幕には「メル(セラヤ大統領の愛称)
はいらない」などと書かれている(小寺以作撮影)





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