読売新聞7月2日の朝刊記事です。

ホンジュラス政変 国連が非難決議 [ニューヨーク=吉形祐司]
 国連総会は30日、中米ホンジュラス情勢をめぐる緊急会合を開き、軍がセラヤ大統領を追放したクーデターを
非難する決議案を全会一致で採択した。拘束力はないが、決議はセラヤ政権の「即時無条件の復活」を要求し、
セラヤ政権以外の政府を認めないよう各国に求めた。総会に招かれたセラヤ氏は演説で、軍の行為を「法律違反だ」
と糾弾し、その後の記者会見で、来年1月の任期満了後は「政権に居座るつもりはない」と明言した。



3日以内の復帰要求 米州機構 [ワシントン=本間圭一
 米州機構(OAS)は1日、ホンジュラスでセラヤ大統領を放逐した軍部と暫定政権に対し、今後72時間以内にセラヤ
氏の復帰を認めなければ、同国の参加資格停止を検討すると発表した。ワシントンで行われたOAS緊急会合で合意
した。
 OASのインスルサ事務総長は「軍事クーデターは容認できない」と主張。会合に出席したセラヤ氏も「クーデター
は少人数の陰謀だ」と強く批判した上で、72時間の猶予を見極めるため、当初の2日帰国を先延ばしする考えを示
した。
 一方、米国務省によると、セラヤ氏は6月30日、ワシントンでシャノン国務次官補(米州担当)と会談した。詳細は
不明だが、復帰に向けた具体的な方策を協議した模様だ。オバマ政権はクーデターを容認しない構えで、ホンジュラ
スへの支援停止も検討している。






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