今朝のホンジュラス関係記事です。

神奈川新聞
アリアス氏が調停役
国務長官とセラヤ氏会談 [ワシントン、テグシガルパ8日共同]



 クリントン国務長官は7日、中米ホンジュラスのクーデターで大統領を解任されたセラヤ氏と国務省で会談
した。クリントン氏は会談後に記者会見し、中米和平合意への貢献で1987年にノーベル平和賞を受賞したコスタ
リカのアリアス大統領が事態収拾の調停役を務めることを明らかにした。
 これに先立ちホンジュラスのミチェレッティ暫定大統領も7日、アリアス氏が調停役になることに同意すると
発表。クリントン氏は、セラヤ氏との会談前にアリアス氏と電話会談したという。
 アリアス氏は同日、調停協議が9日にコスタリカの首都サンホセで始まると明らかにし、ミチェレッティ、
セラヤ両氏が出席すると述べた。
 ただ、ミチェレッテイ氏が7日「交渉はしないが、対話はする」と述べたのに対し、セラヤ氏は「近く、わたし
の政府を元に戻す方法が見つかるだろう」と述べるなど、セラヤ氏の復職の是非について双方は一歩も引かない
構えで、調停は難航も予想される。
 オバマ政権は6月28日のクーデター発生以来、「セラヤ氏が正当な大統領」との立場を示しつつも、これまでは
表立った動きを控えていた。
 クリントン氏は「(セラヤ氏が)暫定政権の抵抗に直面しながら帰国を試みるよりいい」と述べ、アリアス氏に
よる調停に期待感を表明。「民主主義秩序の回復を支援する」と強調したが、セラヤ氏の復職を目指すかどうかは
言及を避けた。



毎日新聞
ホンジュラスのセラヤ氏
暫定大統領と会談へ [サンペドロスラ(ホンジュラス北西部)庭田学]



 中米ホンジュラスのクーデターによる政治混乱打開のため、仲介に乗り出すことになったコスタリカ
アリアス大統領は7日、ホンジュラスのセラヤ大統領とミチェレッティ暫定大統領をコスタリカに招いたこと
を明らかにした。 AP通信が伝えた。双方が同国を訪れる意思を示しており、交渉への道が開けつつある。
 アリアス大統領によると、セラヤ氏は8日夜にコスタリカに到着予定。一方、ミチェレッティ氏は9日午前に
到着する予定で、同日から交渉がスタートする。アリアス大統領は「重要なのは、双方が交渉の席に着く意思
を示したことだ。交渉はどれくらいかかるか分からないが、信頼関係を築くためには忍耐が必要だ」と語った。
 米州機構や国連は暫定政権を承認しておらず、暫定政権側がどれだけ譲歩するかが焦点になりそうだ。






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