日本では、46年ぶりの皆既日食が観測されました。

テレビで、皆既日食の様子が繰り返し紹介されていました。
硫黄島近くの船上では、見事な皆既日食が捉えられていました。肉眼では見ることが出来ないと言われて
いるコロナが観測され、更に、コロナの中で赤く光るプロミネンスが見られました。地球数個分に相当する
大きさだそうです。輪にそって複数のプロミネンスが見られました。



黒い太陽に、ダイヤモンドリングが映えていました。
一緒に見ることが出来た星は、金星だったようです。



また、船上からは、360度の夕焼けのような明るいオレンジ色の帯のような景色が見られました。船は月の
影の真下にあるそうですが、船から100Kmほど先では、太陽の光を受けているために、このような景色と
なるそうです。



インドでは、皆既日食は不吉なものと考えられていて、人々は祈りを捧げガンジス川では沐浴していました。
そうすることで、次の日食までの安泰が得られるそうです。国の全域で観察できたブータンでは、皆既日食は、
良いことの前兆だそうです。上海では、洗面器の水に墨汁をたらし、黒い水面に太陽を反射する準備が紹介
されていましたが、残念ながら、皆既日食は見られませんでした。



同様に、屋久島、トカラ列島の悪石島も、厚い雲に覆われてしまっていました。
皆既日食が作り出す日中の暗黒時に、夜と間違えて眠ってしまう動物として、ペンギンや、フラミンゴ、
ニワトリが紹介されていました。



皆既日食を見た人は、人生観が変わるとも言われているようです。
船上で観測していた人達が、皆既日食を見て、拍手やバンザイをしていたのが印象的でした。来年は、
チリのイースター島で見られるそうですが、次に日本で観測できるのは、26年後のことだそうです。






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