古都 鎌倉 円覚寺を訪ねました。

さすがにゴールデンウイークで、乗換駅の大船から北鎌倉駅までの一区間では、
ほぼラッシュアワー並みの混雑で、細長い北鎌倉駅のホームは大勢の観光客で
溢れていました。

円覚寺を訪ねるのは、もしかしたら、学生時代に参加したラテンアメリカ研究会
の合宿以来かも知れません。朝の座禅は、居士林だったかも知れませんが、何処
で宿泊していたのかなど、ほとんど覚えていません。
覚えていることと言えば、座禅時に、平らな板で両肩を叩いてもらうと気持よく、
人数が多かったことから、途中で折れてしまったこと、般若心経のギャーテイの
繰り返しが可笑しく、この個所では、いつも笑い声が漏れていたこと、食事を
静かに摂ること、自分の食器は、お湯をゆすぎながら飲み、布で拭いて洗った
ことになったこと、また、小さな生き物のために、サバとして食べ物をほんの
少し残したこと、五右衛門風呂では、蓋をひっくり返して沈めて底にしたこと
などです。

何しろ、合宿では一番楽しいはずの食事が、一番苦痛な時間帯で、皆、後何回
食べれば帰れるのか指折り数えていました。おにぎりを作る当番の時、誰かが
中にチョコレートやガムを入れたことは覚えていますが、それが誰だったのか、
また、誰が食べることになったのかは覚えていません。

円覚寺を訪ねて、40数年前のことが懐かしく思い出されましたが、貴重な体験を
させてもらったことには、今も感謝しております。



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