早くも、19日は、ホンジュラスへ戻る日となってしまいました。


14日の到着日は、空港からタクシーを利用しましたが、人数が3人で荷物もあった
ことからなのか、ミニバスを用意してくれました。ドライバー氏は、営業マンで
会社の名刺に自分の携帯電話の番号まで書いて渡してくれました。ところが、
つながらないため、ホテルのフロント担当に電話してもらうことにしました。



タカ航空の出発時間は午前8時45分。空港まで約40分。2時間前に空港へ着くため
には、6時に出発することになります。フロントの女性は、ドライバー氏にも伝わ
るように電話してくれていました。ミニバスへの配慮のためでした。



このホテルの朝食時間は、6時半からなのですが、早朝にホンジュラスへ出発する
3人のために、5時半から食べられるように、準備してくれました。
そのため、朝食の予約をとってくれました。



5時、モーニングコール、5時半朝食、6時、ホテルスタートです。



タクシーは、6時前に来ていました。希望していたミニバスで、ドライバー氏も
同じ人でした。辺りは、もう明るくなっていました。



快調に飛ばして、空港に着きました。
空港には、出発する人や見送る人など、大勢の人がいました。そして空港に入る
までに、既に、かなり長い列が出来ていました。一つ一つの荷物も、とても大き
なものでした。また事前に荷物の重さを確認できるように量りが備えられていま
した。空港にいる人の数だけを見ていると、時間が分からなくなるほどです。



大きな文字でタカ航空と書かれたカウンターが3つ並んでいました。
その列に、何の疑いもなく並んでいて、近づいていったら、航空会社の誘導担当
者なのか、こっちはユナイテッド航空側で、向うのアメリカン航空の方へ行くよ
うに指示されました。向こう側には、もっと長い列が出来ていました。



誰もが一刻でも早く手続を終わらせたいと思っている空港では、順番を待つしか
ありません。確かに、タカ航空と書かれたカウンターがありました。グループの
文字もありました。遠くからは、一つの列のように見えましたが、その先のアメ
リカン航空は、別の列でした。でも、またこの列に並び直すのかと思うと、それ
だけでがっくりしてしまいます。直ぐ前を並んでいる人達も、ホンジュラスへ向
かうのかと思って尋ねたら、コスタリカへ行くというものでした。更に、不安に
なってしまいます。傍らでは、布製の荷物入れが、そのままグルグル巻きにラッ
ピングされていました。先ほどまで、他の旅客と話していた航空会社の職員も見
当たりません。



空港に来てから既に1時間が過ぎていました。
カウンターでは、3人の職員が、応対していました。やっと理解できたことは、
中米の国へ向かう便の旅客は、このカウンターを利用するというものでした。
ですから、コスタリカへ向かう人達がいても不思議がなかった訳です。
搭乗券を受け取った時には、もう8時を回っていました。



やっと出国手続です。
ここにも大勢の人がいて、入口が何処なのか分からないほどです。写真を撮りた
いと思ったほどの人でした。係官に、尋ねましたら、だいたい、こんなものだけ
ど、今日は、少ない方だと言われてしまいました。年間で、一番忙しい時期は、クリスマス前だそうです。
米国で働いているエルサルバドル人は、300万人だそうですから、国民の約半数に
相当することになります。ユナイテッド航空や、アメリカン、コンチネンタル、
デルタ、メキシコ航空が、乗り入れているのにも頷けます。



どのゲートにも、大勢の旅客がいました。
エルサルバドルへ来る前、この空港が、これほど大きなものとは思ってもいませ
んでした。中米の国々の比較ですら漠然としたものでした。それが、僅か40分
飛行するだけで、ホンジュラスとは、全く異なった趣を見せてくれます。
まさか、この空港に、学生時代の先輩が関与されていたなどとは、思いもよりま
せんでした。さぞかし、さわやかな気候のもとで、快適な駐在生活を過されてい
たのでしょう。
その後の内戦がなければ、どれほど発展していたのでしょうか。



しかし、ここでも、日本からの渡航者は、年間2000人ほどだそうです。
ですから、ここ中央アメリカは、アメリカ、ヨーロッパ、アジア、オセアニア
ど、世界中を旅してしまった人達が、最後に訪れる所なのかも知れません。
ホンジュラスエルサルバドルも、隣の国なのに、また雰囲気が異なります。
近いから、同じような国ではないかと考えてしまうのは、あたらないようです。
時間に余裕のある人が、一つ一つの国を旅行される地域のように思われます。



ゲートで、名前を呼ばれて、びっくりしました。
ホンジュラス観光庁のカウンターパートと別の部署の部長さんでした。
エルサルバドルでの会議に出席されていたそうです。



ホンジュラスの空港は、エルサルバドルと比べると、遥かに小さな規模ですが、
こぢんまりと小奇麗で、好感が持てます。空港から市内へ向かう道も、洗練され
ているとは言えませんが、とても親しみが持てるものです。
最近、どんどん良くなっていっているように思えます。そんな時代に巡り合わせ
ているのかも知れません。



今年は、任国外旅行という海外への休暇旅行を予定しています。
ここ中央アメリカの国々を見たいと思っていましたが、楽しみが増えました。
訪問国数を増やしながら、短期間に効率よく旅行できることも魅力です。






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