タクシー業界は、かなり苦しいようです。


何時ものようにエレベーターで1階に下りたら、アパートの正面を小型バスがふさいでいました。
もう直ぐ、タクシーが迎えに来る時間です。バスのドライバーから名前を呼ばれました。タクシー
ドライバーのカルロスさんでした。



事情を聞く前に、自分から、もうタクシーは辞めて、今、この仕事をしていると笑いかけてきました。
Gさんのお抱え運転手だったのですが、そのGさんの勤務先のドライバーとして雇われたようです。
以前のポンコツタクシーから、立派なバスに変わり、何となく本人も立派になったような印象を受けました。



テグシガルパは、今、もの凄い勢いで発展しているように思えますが、タクシー業界は、かなり苦しいようです。
値上げされたガソリンの影響が大きいのでしょう。先日、フーリオ氏も料金の値上げを申し入れてきました。
昨年の11月から利用しているので半年になります。他のシニアボランティアの皆さんが利用しているタクシーは、
以前から、彼が申し入れてきた料金なのですが、自分から料金を値上げする訳にはいきませんでしたので、少し
心苦しく思っていました。タイミング的には、ちょうど良かったと思います。5月からにしましょうと受け入れ
ました。一方で、無線タクシーの料金値上げの通達がありました。



お金のある人達には、自家用車があります。その自家用車が、目に見えて増えてきています。
シニアボランティアの中には、車を購入している人もいますが、それ以外の外国人は、ほとんど無線タクシーを
利用しています。料金は、行先によって異なります。480円で始まっていたものが600円になりました。この他には、
コレクティーボと呼ばれる乗り合いタクシーがあります。1人60円位だと思います。一般庶民にとっての足はバス
で、市内は、どこまでいっても18円です。



フーリオ氏やカルロス氏のようなタクシーは、この隙間の人達を客層に仕事をして訳ですが、最近は、お客様の
数がめっきり減ってきてきるといっています。タクシーの料金も、行先によって異なりますが、だいたい300円位
から始まり客との交渉になります。恐らく、この層の人達が、車を持てるようになったのではないかと思われます。



フーリオ氏も、土日には、本業以外の仕事をしているそうです。
ですから、カルロス氏にとっては、願ってもない話だったのかも知れません。








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