横社会に、何となく見当がついてきたのかも知れません。


今日は、廊下ですれ違った3人から、昨日のテレビに映っていたことを知らされました。チャンネル13だった
そうです。24日の夕方に、インターコンチネンタルホテルで開かれた観光庁の新フレーズロゴ紹介の会場の
様子が、日曜日の19時台の番組の中で紹介されたようです。



ホンジュラスの観光に携わる人達が集まっていました。当然、ホンジュラス人によるホンジュラス人のための
場だったのですが、外国人が1人だけいました。それも、昼夜反対の日本からきていた訳ですから、もの珍しさ
もあったのかも知れません。残念なことに、どのように映っていたのかを見ていませんが、日本では考えられ
ないようなことを、ここホンジュラスで経験しています。



2週間越しに、部長さんと話が出来ました。
今年最大とも思えるイベントを抱えられていましたが、そのイベントも終わり、ようやく異常な忙しさから
解放されて、通常の忙しさに戻られたようです。



タイミングを計っていると、部屋には入れなくなってしまいますので、取り敢えず、部屋の中で待つことに
しました。机の上は、文字通り書類の山でした。テキパキとその山を片付けられながらも、電話に手が伸びて
います。寸暇を惜しんでという言葉が、ここではピッタリです。



電話をしながら、メモをとっているのは、ごく自然で一般的な光景なのですが、その間、全く別なことを
パソコンに入力するというのは、一体どのような能力なのだろうかと、見る度に不思議に思っています。



コミュニケーションを大切にされている世界ですから、挨拶を省かれるようなことはありません。どれほど
忙しくても、相手に、それとは分からないように、さり気なく話しながらも、目と手は忙しく動いています。
分厚いシステム手帳は、細かい字で、びっしり書かれていました。話の内容や経緯までもメモされているの
かも知れません。更に、見出しもついています。あれだけ分厚いと、その個所を探すだけでも時間がかかる
ものと思われますが、手際よく、続きの個所からメモされています。電話の話が終わったところで、先ほど
パソコンに入力されていたものがプリントアウトされて出てきていました。



そんなに簡単に、出来ることなのなら、出張している間に済ませておいてくれても良さそうだとも思うの
ですが、案外、その場に臨まないと、進まないのかも知れません。若しかしたら、出張している間は、
それに触れなくて済むくらいの感覚だったのかも知れません。それほど忙しかったことは理解できます。



話をしている間にも、職員が、サインを求めて書類を持って入ってきます。
何かの精算書なのかも知れません。2センチほどありました。チェックするポイントもあるのでしょう。
あるいは、職員の把握ができていて、何処をチェックすれば良いのかがつかめているのかも知れません。



考えて見れば、これまで具体的な指示を受けたのは、最初の時だけでした。
横社会は、1人1人の能力が高く、全てを、自分で段取りしていける社会なのかも知れません。ですから、
そこでは、上長の指示を受けることもあるのでしょうが、いかに、上長を使っていくかと考えた方が
分かり易いのかも知れません。待っていても、何も始まらないという言葉も聞いたことがあります。
主体性をもって望んでいかなければ、誰も何も言ってくれないのかも知れません。



今日の話のついでに、これまでに溜まっていたいろいろな質問事項や、今後の大雑把な予定と考え方を
伝えました。方向や方針の意思疎通を図ったことで、後で具体案を示すところまで進展できました。
恐らく、このことを言わないで、言ってもらえるのではないかと待っていたら、いたずらに時間が過ぎた
だけだったのかも知れません。何をしたいのか、どうしたいのかという明確な視点を持つことが大切な
ように思えました。上長は、その許認可の権限者で、認められなければ、認められるまで意を尽くすなり、
あるいは形を変えたり、思い切って、方向を変えたりする必要がありそうです。



その仕事を達成するためには、誰の力を借りれば出来るのか、そこに上長を、どのようにからませれば
いいのか、いろいろなシナリオを考えていけば良いのかも知れません。この辺は、一見縦社会とも変わりが
ないようにも思えますが、1人1人が持つ自由裁量は、比べ物にならないように感じます。



これから、大いに外に向かって行動していきたいと思っています。
時間との勝負のようにも思いますが、試行錯誤しながら、楽しく過ごしていきたいとも思っています。









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