JICAホンジュラス事務所の補習校に、初めて参加しました。


補習校の子供達とは、これまでに、日本人会主催の運動会や餅つき大会などのイベントの時に、顔を合わせて
いました。毎週土曜日に、JICAホンジュラス事務所で、子供達の補習授業が行われているそうですが、そこで、
日本語の授業を手伝うように誘われていました。



補習校の教師陣は、主に、青年海外協力隊現職参加の学校の先生方です。ほぼマンツーマンで、午前9時から
12時まで、いろいろな科目を受け持たれています。



一時期、日本語の指導を頼まれて、個人レッスンをしていたことがありましたが、ほどなく米国へ赴任されて
しまいました。極めて僅かな経験なのですが、お役に立てることがあるのならと、参加させてもらいました。



家族で海外に暮らしている親御さん達にとって、何よりの気がかりは、子供の教育かと思われます。国によって
事情は異なるのでしょうが、こうした補習校の場があることは、大きな心の拠り所になっていることと思われます。



この日は、11時から、間もなく日本へ帰国する二人の子供達のために、送別会が行われました。
お兄さんの方は、11年間、この補習校に通っていたそうです。



これまで歓送迎会には、何度も出席していましたが、子供達の送別会となると、少し複雑な思いがしました。
二人のお子さんは、ホンジュラスから日本の学校へ転校することになります。
当然のことながら、親御さんも、仕事の中身、仕事をする場など、生活の全てが変わることになります。



家族で赴任するということは、華やかな反面、自分達の都合ではなく、所属する組織の都合で、いつ変わるか
分からないというリスクが常にあるということを改めて知らされた思いです。そして、それが、家族である
子供も巻き込んでしまうということです。



親御さんたちは、お互いに分かっているのかも知れません。
言葉が少ない分、深いところで理解し合えているように思えました。



誰も同時に、二つの道を歩くことは出来ません。どちらの道が良いなど、誰にも分かりません。しかし、
海外で暮らすことで、身につけられることもあります。スペイン語は、母国語でしょうから、後は、
日本語と英語で、十分闘えるように思えます。案外、子供達の方が、ずっとたくましいのかも知れません。



短い間ですが、日本語学習の力になりたいと思いました。








人気ブログ・ランキングへ