日本大使館主催の安全対策講習会に行ってきました。




日本大使館が、JICA関係者、日本人会会員、また、大使館員や現地職員の皆さんを対象に呼びかけられた
講習会で、スペイン広報会館(Centro Cultural de España)で行われました。



S大使のご挨拶がありました。



講師は、治安、安全に関して、国連や警察、軍などで教官、顧問を勤められている方で、ホンジュラス
治安情勢や、暴力や犯罪から身を守ることについて講義されました。



例え毎日を安全に暮らしていても、海外で生活する以上は、日本とは異なった環境にいることを、時々、
思い起こすことが必要なのかも知れません。そういう意味では、個人では、なかなか入手出来ない情報を
聞けることは、貴重な機会と言えます。



JICAホンジュラス事務所でも、毎年、関係者全員に対して、安全講習会を実施されています。犯罪がある
ことを承知し、自分が、そうした犯罪に遭遇しないように心がけることが大切です。また、万一犯罪に
遭遇した場合には、無抵抗に徹し、身を守ることを最優先するように言われています。



個人的な犯罪なのか、組織的な犯罪なのかによっても異なるのでしょうが、いずれにせよ、せっぱつまった
相手やプロの犯罪者を相手に何ができるのだろうかと考えると、恐らく何も出来ないように思えます。



犯罪者にとっては、出来るだけ速やかに金品を奪い取り、捕まらないように逃げなければなりません。
車による犯行は、テグシガルパのように、坂が多くて、交通量が多い所より、サン・ペドロ・スーラの
ように、平面で複数の逃げ道がある方が犯行しやすいそうです。



自分が暮らしている地域の地形や環境では、どのような犯罪が可能なのか、逆の立場で考えてみるのも
備えになるのかも知れません。



ホンジュラスの人達は、目がとてもいいように思えます。それに、人をよく観察しています。
ワイシャツから見え隠れする時計まで把握されていたのに驚いたことがあります。
その人が、ネクタイをしていたのか、していなかったのかも定かではないのとは、大違いです。



観察力というか感覚の違いというか、そうした差があることを知った上で対処する必要があるようにも
思えます。お金を持っていそうかどうかは、やはり服装から判断されるものと思われます。顔が、外国人
であることは、隠しようがありません。その外国人が、年齢によっても異なるのでしょうが、頭の先から
つま先まで、全部安物を身につけていても何か作為的なような気がします。



自分なりに納得できる対策を考えていることが大切なように思えます。周りにいる人が皆、友達なら、
危険に遭遇することもないように思います。敵を作らないことも心がける必要があるのかも知れません。



常日頃、いかに安全に暮らしていても、犯罪に遭遇する危険があることを、頭の片隅に置いて、用心を
怠らないことが肝要なのかも知れません。








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