広島平和記念式典の様子が、テレビ中継(NHK)されていました。

広島平和記念式典は、画面には現れないアナウンサーの声が伝えていました。



64回目となった今年の広島平和記念式典には、世界59カ国の代表を含んだ5万人が集まったそうです。
昭和20年(1945年)8月6日午前8時15分、原爆ドーム上空600mで爆発した原子爆弾が、一瞬にして14万人の
命を奪ったこと、更に今日まで、この原爆で亡くなれた方々26万3945人の名前が名簿に記されていること
が紹介されていました。



8時15分、会場にいた全員が起立して、1分間の黙祷が捧げられました。
平和の文字が書かれた鐘がつかれ、静まり返った会場に響いていました。



広島二中・原爆慰霊碑の大きな石の裏側には、亡くなられた一人一人の名前が刻まれていました。
原爆資料館に備えられた平和監視時計は、北朝鮮の核実験でリセットされたため、73日を示していました。



秋葉広島市長始め、麻生総理大臣、代表者によって、花輪が奉げられました。



秋葉広島市長による平和宣言では、こんな思いを誰にもさせてはならぬ、という被爆者の思いが伝えられ、
2020年までに核を廃絶することが、次世代への最低限の責任であることが訴えられました。



子供代表(小学6年生男女二人)による平和への誓いでは、用意されていた原稿を見ないで訴えていました。
今も苦しんでいる人がいる、戦争が終わったとは言えない、という言葉が強く胸に響きました。



世界で唯一核を使用した米国のオバマ大統領が、4月に、核兵器のない世界を目指すと発言したことから、
大統領自身が広島を自分の目で見て欲しいと、核保有国への働きかけに弾みがついてきているようです。



麻生総理大臣の挨拶では、非核三原則を堅持し、核廃絶に向け、唯一の被爆国として、国際社会の先頭に
立っていくと誓われました。今朝の読売新聞の一面トップ記事は、原爆症訴訟決着へ 政府救済案 原告側
受け入れ、というものでした。



ホンジュラスの首都テグシガルパGalería Nacional de Arte(国立美術館)では、2007年8月7日から9日まで
の3日間、青年海外協力隊隊員有志による原爆展が行われていました。写真は、その時のものです。





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