大手旅行代理店に立ち寄りました。

拓殖大学ラテンアメリカ研究会60周年記念祝賀会から1週間が経ちましたが、海外で活躍されている諸先輩の
ご挨拶が強く印象に残っていました。



たまたま大手旅行会社の前を通りましたので、中に入りました。銀行や郵便局などと同じで、受付番号を
引いて順番を待ちました。カウンターでは、担当者がグループ客を相手にしていました。



店内にいた年配の男性から、番号を呼ばれました。用件を事前にチェックしていたようです。南米までの
ディスカウント航空運賃を知りたかったのですが、何時なのかを問われ、未定と応えると、それでは調べ
られないと玄関払いされてしまいました。



ディスカウント航空券の大手旅行会社の看板が目に入り、足を伸ばしました。大きな店内では、番号札では
なく、ハロウイン姿の若い女性が、地域別のカウンターに案内してくれました。ここでは、瞬時に料金を調
べてくれました。ただ、航空運賃以外の質問をすると、大使館に問い合わせるように言われてしまいました。



旅行会社も様変わりしているように思えました。最初の大手旅行代理店では、効率が優先されているようで、
顧客に対しては、時間を割いて応じるようですが、顧客としての可能性が極めて低いと思われる段階では、
シビアに対応しているようです。一方、ディスカウント航空券の代理店は、専門分野では十分なノウハウを
持ち合わせていても、付随する質問に対しては、さして興味もなさそうで、ここでも無駄な時間として扱わ
れていたようでした。



その昔、コンサルティング業務や提案型営業など、顧客との信頼関係を心がけることが出来たのは、ハウス
エージェントと呼ばれる企業グループの一員だったからなのかも知れません。不特定多数を顧客基盤として
いる旅行会社には、彼らなりの論理があるのかも知れません。



肝心の南米までの航空運賃は、空港税と10月から復活した燃料代を含めて、約20万円でした。
大昔の航空運賃と比べても意味はないかも知れませんが、凡そ4分の1でした。隔世の感があります。







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