今回の南米旅行を振り返りました。

日本を出国して帰国するまでは、1回の旅行ですが、その中で、通過した国の数も含めると、
アルゼンチンに6回、チリに3回、米国は経由で2回、ボリビアウルグアイに、それぞれ1回、
入国したことになります。



90日以内なら無査証で入国出来ますし、新たに入国する度に、90日間の滞在が認められます。
今回は、87日間の周遊旅行でしたが、1カ国に絞り、近隣の国で出入国を繰り返せば、もっと
長く滞在できそうです。



初めての試みに対しては、気になる点もありました。



陸路で入国する場合、出国に関して、どのように尋ねられるのだろうかと思っていましたが、
質問されることはありませんでした。出入国カードに記入した旅行目的と滞在予定期間で、
把握されていたようです。どの国の税関でも、果物の持ち込みは、禁じられていました。
バナナを持っていたことを忘れていて、検査直前で処分したこともありました。



入国後でも、バスの移動では、麻薬などの所持検査が、度々行われていました。



ホステルでは、荷物をベッドにくくりつけることの出来る大小のワイヤーが役に立ちました。
備え付けのロッカーには、自分の鍵をかけることになります。また、同室者と挨拶を交わす
ことは、国際交流だけではなく、置き引き防止にもなるようです。6人部屋、8人部屋なのに、
誰が泊まっているのか分からないホステルで、使い古したマグカップと100円ショップで購入
していた帽子がなくなっていました。



チェックアウトする同室女性から、セーターが紛れていないかと尋ねられたこともありました。
一部屋を複数で利用する旅行では、人を見たら泥棒と思え、という古くからの戒めを、気に
留めておく必要もありそうです。



それにしても、1泊朝食付1,000円以下という価格は、大きな魅力です。時には、一人部屋に
なったこともありました。若い人達が利用するホステルに、シニアが宿泊してしまいましたが、
それなりに受け入れてもらえて、交流出来ました。2つ星ホテルの場合だと、1泊3,000円位で、
シングルの部屋に宿泊出来ます。そんな手応えも感じました。



一般的には、両替する度に貨幣価値が目減りしますが、南米では、価値が増しているように思え
ました。大昔、南米往復の航空運賃は、80万円以上していました。今回のオフシーズン運賃は
155,000円で、税金などを含めて178,810円でした。南米が、本当に近くなったと感じました。
最も旅行中に出会った日本人は数人でしたから、まだまだ遠い地域、遠い国なのかも知れません。



アルゼンチンでも、チリでも、ボリビアでも、ウルグアイでも、多くの親切な人達に出会い、
助けられました。南米の国々の文化をもっと知っていくことで、より深く交流できそうな気も
します。



アルゼンチンでは、広大な国土を感じる旅となりましたが、それだけに、旅行の魅力も多彩でした。
チリは、エメラルド色の水に代表される自然が印象的でしたし、サンティアゴでは暮らしてみたい
と思いました。ボリビアは、ウジューニの塩の大地しか見ていませんが、見所が、たくさんある
ように思えます。ウルグアイは、ブエノス・アイレスからフェリーの旅を楽しめる洗練された
スポットで、プンタ・デル・エステは、ハワイのホノルルのように思えました。



いずれにしても、まだまだ、ほんの一部で、それも表面しか見ていないことに変わりはありません。
学生時代から憧れていた南米ですが、拓大、そして、ラテンアメリカ研究会を再認識させられる旅
ともなりました。



恩師浦和先生始め、中務先輩ご夫妻、高橋太三先輩、岸野先輩、高橋靖宏先輩、加納先輩ご夫妻、
高木先輩の皆様にお世話になりました。深く感謝申し上げます。ありがとうございました。







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