通勤路の景色です。
観光庁まで、アパートからは、タクシーで10分ほどの距離です。
ドライバーのフーリオ氏と出会ったのは、昨年11月16日。私の誕生日でした。
この日、約束の時間を過ぎても、ラジオタクシー(無線タクシー)が来ません。
何度も電話をかけたのですが、誰も出てくれません。アパートの守衛さんにも
電話してもらいましたが、ダメでした。このままでは、遅刻してしまいます。
守衛さんは、この地区のゲートを出た所に、タクシーがいるかも知れないと、
アドバイスしてくれました。流しのタクシー利用は、好ましくありませんが、
是非もありません。
その時に、知り合ったのが、フーリオ氏でした。彼は、客を待っていたところで、
車を磨いていました。直ぐに気付いてくれました。車は、外だけではなく、中の
手入れも行き届いていました。車の登録番号の入った名刺を渡されました。
渡りに船。しかも、とてもいい人に巡り会えたと思いました。
帰りも迎えに来てもらうように頼んだことから、今に至っています。
アシエンダ通りから、ヴィジャ・オリンピカ通りに入ります。ガソリンスタンドと
銀行の交差点です。ガソリンスタンドを右折すると、進行方向右手に、韓国大使館
のあるガラス張りの建物が見えます。昨年10月8日の大使館開設レセプションに、
ひょんなことから参加できました。
中央に国旗が見える建物は、アパートの家主の母国、中華民国大使館です。
左側の大きな建物の直ぐ右側が、カサ・デ・ボルンタリオと呼ばれているボランティア
のための施設です。
元の進行方向です。トンネルを左折するとモラサン通りに入ります。
こうした立体交差点は、高速道路へ入る時などで見られます。信号機は、少ないです。
モラサン通りに入りました。新聞スタンドのある交差点を右折します。
中央奥の白い建物が、観光庁です。
手前の左は、中華レストランです。時々、利用しています。
観光庁前です。
17時過ぎの帰路。
バンコ・ウノ銀行前、フーリオ氏の奥様です。この日は、奥様の誕生日でした。
何時もは、もっと遅くまで仕事があるようですが、この日ばかりは、この時間で
帰宅出来たそうです。
タクシーでは、仕事とプライベートの区別がないのではないかと思えるほど、ごく
当たり前のように相乗りになることがあります。大学生のお嬢さんが一緒だった
こともありました。
以前のドライバー氏は、まだ若かったため、奥さんと幼い子供3人、一家総出で
迎えに来たことがありました。その時は、何か、彼の家にお邪魔しているような
感覚でした。仕事の都合で遅くなったことがあったのですが、そんな時に限って
家族連れで、もの凄く悪い事をしたような気持にさせられたこともありました。
アシエンダ通りの渋滞です。真中の木を左折すると、アパートへのゲートです。
通りからだけでは、よく見えませんが、住宅には、表札がありません。
番地が表示されているだけです。宛先に名前がなくても、番地さえ間違いなければ、
確実に届くと言われて、不思議な思いをしたものです。
また、建物には、セルペンティーナという防犯用の大きなコイルが巻かれています。
何とも奇異な印象を受けましたが、中南米では、何処ででも見られますと言われて、
変な安心感を覚えたりしました。
ほぼ1年が経ちました。そろそろ、この景色を見慣れてきても良さそうなものなの
ですが、今も見飽きることがありません。テグシガルパには、坂がたくさんあります。
起伏のある坂が、毎日の天候の変化で、いろいろな表情を見せてくれます。
写真より、ずっと綺麗なのですが、この良さを分かってもらうためには、実際に観て
もらうしかないのかも知れません。