ホンジュラス国立吹奏楽団、通称バンダによるコンサートがありました



昨日もマヌエル・ボニージャ国立劇場へ行きました。
日本にいた時には、コンサートとは全く無縁だったのですが、
ホンジュラスでは、機会がある度に出かけています。



文化・芸術・スポーツ省とJICA、そしてアクセス楽器ショップの
協賛で、入場は無料、招待状といった堅苦しいものなどはなく、誰でも
気軽に聴きに行けるものでした。



開場予定の14時前には、既に大勢の人の列が出来ていました。
そして、14時30分、予定通りに始まりました。
日本では当たり前のことかも知れませんが、ホンジュラス時間という
独特の慣習時間があることを考えますと、ある意味、奇跡のようにも
思えます。
やれば出来ると判断すれば良いのか、何事も躾が肝心だと言えるのか、
いずれにしても、これは快挙なことには、違いありません。



会場は満席で、普段は使用されることのない3階の席まで開放されていました。
観光庁の人もこの席だったようです。1年前、初めて国立劇場にバンダを聴きに
行った時は、空席が目立っていました。それが、バンダは、予定時間通りに
始まるということを定着させてしまいました。それに、少し早めに行かないと
座る席がなくなってしまうと思わせるほど、意識改革もやり遂げてしまった
ようです。



写真を撮るために、前の方の席にいました。
3曲目位で、演奏を聴きながら、音楽で深呼吸しているような気持になりました。
全ての楽器の音に、シンバルの音が重なり、一つの音になって、通り過ぎて
行きました。指揮者は、さぞかし気分がいいのだろうなと思いました。



満員の観客を迎えれば、演奏をする人達にとっても手応えを感じ励みになるの
でしょう。結果、より良い音楽が生まれ、更に観客を呼ぶことに、つながって
いっているのかも知れません。



この日の演奏でも、スタンディング オーベーションがありました。



隠し玉とでも言えばいいのでしょうか、バンダのサプライズ演出がありました。
最後、ガリフナのボンゴとの競演です。
お互いの持ち味との相乗効果で、素晴らしい演奏になっていました。
先週の金曜日同様、いつも、ここで見られたら、どんなにいいのかという思いを、
更に強くしました。




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