夕べ、JICA事務所で、生活改善セミナーのテレビ会議がありました
日本と中南米の国々にあるJICA事務所を、結んで行われました。
ホンジュラス、メキシコ、グアテマラ、エルサルバドル、ニカラグア、
コスタリカ、パナマ、ドミニカ、コロンビア、パラグアイ、ボリビア、
ペルーの12カ国です。日本時間では、午前ですが、ホンジュラスでは、
前日の夕方でした。これだけの国を結んで会議を行うとすると、この
時間に限られてくるようです。
テレビ会議には、100名以上の人が参加していました。
小集団活動、QC活動が華やかなりし時代に、提案して、事務局を
務めたことがありましたので、とても懐かしい感じがして、参加させて
もらいました。
事前学習として、CDが4枚配布されました。その中に、山口県の主婦の
活動事例がありました。小集団活動を絵に書いたような事例でした。
当時、農村の主婦達は、それぞれが家に属していて、家と切り離しては
考えられない存在でした。当たり前のように、喜びも悩みもあったので
しょうが、そうした思いを話し合う相手や場というのは少なかったよう
です。そこに生活改善という外からの働きかけがあり、離れていた個々が、
相互に集まる場が生まれました。
場があることで、少しずつ、打ち解けていき、お互いに同じような悩みを
抱えていることが分かりました。
悩みという共通した具体的な問題が分かれば、ごく自然に、それを、
どのように対処していこうかということになっていきます。お互いに
知恵を出し合い、今よりは良い方向へと進んでいくことになります。
手応えを感じ合えれば、無理なく継続できることになります。
そして、このグループは、30年間続いているようです。
このような事例を始め、日本が、これまでに経験してきたことを、
中南米の国々でも、参考に使えないものだろうかということのようです。
実際、これだけ大勢の人達が、村に入って熱心に活動されています。
村の現状を把握されながら、どのようにしたら、生活改善の気付きを
アドバイスできるかと、若い人達が頑張っています。