アパートの屋上から見た景色です。




ゴミを捨てに1階に下りたところ、久し振りに、家主さんに会いました。
予約が取れたら、旅行に出るかも知れないと言われました。



今日は、少し風があるものの、素晴らしい天気です。
一度屋上からの景色を写真に撮りたいと思っていましたので、申し出たら、
直ぐに、鍵を渡してくれました。この建物からは、四方を見渡せます。
屋上から直接見えるのは、3方向ですが、後は、自分の部屋のベランダから
見る景色と重なります。



このアパートは、コロニア・ラ・アシエンダという所にあります。
コロニアというのは地区の名称で、テグシガルパの地図の上では、ほぼ中央の
位置になります。この地区に、タクシーで入るためには、ガードマンに手動の
踏み切りを開けてもらうことになります。ここの住民の自家用車輌の場合は、
隣の踏み切りを通りますが、日本の高速道路のETCレーンのように自動的に
開きます。



この他に、バリオと呼ばれる地区がありますが、下町にあたりそうです。地域
には、それぞれ特徴があるようで、この近くに、学校の先生や弁護士さんが
多く住んでいるコロニアがあるそうです。地区によって、大よその暮らしぶり
まで、見当がつくようです。



このアパートの建設に取り掛かったのは、2001年のことだそうで、その当時、
この周辺は、全くの空き地だったそうです。アパートは、2006年に完成して
います。5年もの歳月を要したのは、手作りだったからだと言われました。
飲料水や下水への対策も十分なようです。ホンジュラスには、地震はないそう
ですが、頑丈に作ってあると自負されていました。



2006年に建てられたとなると、この部屋の住人としては、私が二人目のよう
です。下見に来た時には、部屋の数も二部屋多かったのですが、支払金額に合わ
せられたのか、部屋が削られていました。どうやら、JICAの住居予算が
下がったことに、いち早く対応したようです。



家主さんにとって、家賃の支払元を心配する必要がないためなのかと思ったら、
実は、日本人は、部屋を綺麗に使ってくれるからだと言われました。ですから、
出来るだけ、日本人客をつなぎとめたかったようです。削った部屋は、別の人に
貸し出せる訳ですから、貸す側としては、特に、損になることはなさそうです。
器用なことに、部屋のレイアウトは、自在に変えられるようです。そう言えば、
以前、この部屋のことを知っている人が、ここには、隠し部屋があったと言って
いましたが、どうやら現在の来客用のバス・トイレに変身していたようです。



部屋を間仕切り、壁に色を塗り、電気配線や水周りまで、何事もなかったかの
ように、仕立てていきます。これを二、三人でやり遂げてしまっています。
恐らく、5年の歳月が、良き学習の期間になったのでしょう。
その人達は、このアパートの守衛さんも兼ねています。



この地区は、今では、大邸宅が並ぶ高級住宅地のようです。






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