自家用車が1週間に1度、通行規制されることになりました。

観光庁の中二階には、ツーリストポリスの事務所があり、詰め所にもなっている
のですが、昨日あたりから慌しい動きが有りました。
部屋の入口近くの窓が、はずされて、いつの間にか、受付の窓口が出現していま
した。そして、管理担当者が2名で、外部からの訪問客に応対していました。



政府が4月7日の月曜日から、燃料の消費を削減するため、一般車輌の規制に踏み
切りました。以前、タクシー運転手のフーリオ氏が、運転できなくなる日がある
かも知れないと青くなっていたことがありました。いくらなんでも公共のタクシー
は大丈夫じゃないなんて話を交わしたことを思い出しました。



規制対象になるのは、やはり一般車輌だけでした。バス、タクシー、トラック、
政府機関や各国大使館、また、国際協力機関の車輌は除かれていました。
具体的には、一般車両の所有者が、月曜日から土曜日までの間に、車を運転しない
日を決めて、予め登録しておくというものです。運転をしない日には、それぞれ
色別のスティッカーがあり、それが政府関係機関で受け付けられ、発行されると
いうものです。観光庁も政府機関ですから、大急ぎで受付体制を整えたようです。



一般車両は、外から見えるようにスティッカーを貼ることを義務付けられ、違反
すると、日本円で約4000円の罰金が科せられるそうです。また、事前に届け出て
いない場合も、同様なため、近くの政府関係機関に殺到しているようです。



観光庁では、何時誰が、そのような指示を出しているのか、よく分かっていない
のですが、協力して取り掛かる姿勢は見事で、瞬く間に、形になっていきます。
昨年の第3回コパン国際学会の時にも、会場となるコパン市には、何もないという
前提で、全ての必要な資材を、テグシガルパから運んで、2、3日で、学会会場を
作り上げていました。今回は、それほど大規模なものではなかったのですが、また
プロ集団を見せられた思いです。



ただ、全ての人が、政府の指示に、直ぐに従う訳ではなく、サン・ペドロ・スーラ
では、明日抗議行動も予定されているようです。



規制の是非は、ともかく、テグシガルパの渋滞は、目に見えて増えていることが、
朝夕の通勤から分かります。首都自体が、もの凄い勢いで発展しているようですから、
今までは全く問題にならなかったようなことが、頭を持ち上げてきているのかも
知れません。






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