初めて見たオペラは、真珠取りでした。





シャワーを浴び、洗濯機を回し、冷凍庫の肉を解凍していた時です。
突然、下から電話がありました。Nさんからでした。オペラを見に行かないかと誘われました。
そう言えば、マヌエル・ボニージャ国立劇場で、オペラをやることは聞いていました。
何でも初日が6千円で、後は、1800円になるとか。今日は、その1800円の日でした。



これまでオペラを見たことはありませんでした。
大慌てで着替えて、肉を冷凍庫に戻しましたが、かなり待たせてしまいました。
もう一人、シニアボランティアに声をかけていたようで、遅れてしまいました。
国立劇場に着いた時には、人より車の方が多いように思えました。
駐車場には、車毎の縄張りのようなものがあり、場所毎に管理する人がいて、帰る時に、
何がしかのお金を支払っているようです。本当に僅かなお金のようで、見守ってもらって
いたことへの、お礼のようです。



19時に始まる予定で、何とか間に合いましたが、実際に始まったのは、20時頃でした。
事前に、携帯電話を消しておくように、また、カメラはフラッシュを使わないで下さい
という案内がありまた。



真珠取りのオペラは、3幕で構成されていました。
プログラムも、これまでで一番立派なものでした。



正装している人の数が多いように思えました。料金も、いつものコンサートと比べて3倍になります。
2階後部のボックスシートから見ていたのですが、そこからでも客層の違いが分かりました。



舞台では、フランス語で歌っていました。その都度、字幕にスペイン語が映し出されていました。



夜の場面で、ソプラノ歌手が、体を横たえ、寝たまま歌っていました。よく、寝たまま歌えるものだと
感心しました。最も、一幕では、日頃の寝不足がたたったのか、少し眠ってしまっていたようです。



気がつくと、真珠取りのタンゴのメロディーを歌っていました。とても気持良さそうでした。
第二幕、第三幕は、居眠りするようなこともなく、とても楽しく見ることが出来ました。



当たり前のことですが、国立劇場という場があることで、オーケストラによるコンサートや
バンダのコンサート、そして、オペラといろいろなことが出来ます。
いろいろな世界が広がっていきます。
遅ればせながら、やっと、その列に並び始めました。









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