タルグアにある洞窟を見に行けることになりました。

エルサルバドルセミナーでは、参加者全員が日本人でしたので、言葉の問題は何もありませんでしたが、
上長とカウンターパートへの出張報告は、当然、スペイン語になります。その準備をしなければと思って
いたところに、今週の金曜日に、オランチョ県にあるタルグアの洞窟を見に行きませんかと誘われました。
首都テグシガルパからは、北東の方向で、車で2時間半ほどの所だそうですから、日帰りで行けることに
なります。この方面には、まだ行ったことがありません。



声をかけてくれたのは、ツーリストポリスの課長さんなのですが、先月、アジャスタの岩絵見学の話をした
時に、是非一緒に連れて行って欲しいと、それは、熱心に頼まれました。観光庁のミニバスとドライバーを
確保するところまで下準備が出来たのですが、肝心のマーケッティング部長は超がつく忙しさで、おまけに、
連携相手の国立人類学歴史研究所の部長さんも多忙を極め、その二人の調整待ちで、この話は、今のところ
延期になっています。



ツーリストポリスの課長さんは、インフォップという国立の職業訓練機関で観光ガイドの勉強をされている
ようです。岩絵の見学に、熱心だった理由が、やっと分かりました。他にも10名の警察官が一緒で、毎日、
午後1時から5時まで通っているそうです。
誰のアイデアなのかは分かりませんが、観光を担当している警察官に、観光ガイドをさせようというのは、
もの凄い発想です。そうなると、観光客は、自動的に警察官に保護されていることになります。



その昔、ホノルル市内のカラカウア通りで、観光客のトラブルが続いて発生していた時には、ツーリスト
リスカーが、頻繁に巡回していました。親日国として知られているトルコでも、治安の問題がささやかれた
時期がありました。バス2台の大勢の女性観光客の添乗をした時に、現地旅行会社が、さり気なく行く先々で、
パトカーを配置してくれていました。パトカーや、ツーリストポリスの姿を目にするだけで、安心感を覚えた
ものです。



ただ、何がしかの参加費用が必要だとも言われました。往復するためのバス代や入場料など常識的な費用が
見込まれるからです。冗談で、それなら60歳以上の割引を適用してもらうように交渉してみて下さいと頼み
ましたら、その後、マーケッティング部長とも話しがついたようで、バス代と入場料は負担するが、昼食は、
自分で食べて欲しいというところで落ち着きました。これなら普段と変わりがありません。
結果、25日の金曜日は、ツーリストポリスの皆さんと一緒に、タルグアへ日帰り旅行出来ることになりました。
他に民間のガイド志望の人も数人いるようで、16名ほどのグループになるようです。ガイドの卵と旅行する
ことになりましたが、その卵が警察官というのは、ホンジュラスならではなのかも知れません。



メモランドというフォーマルな書類を作成して、添削してもらい、明日のイベントの責任者で、今一番忙しい
上長にサインをしてもらい、人事部へ届けて、手続は、一応完了しました。実は、この日は、かなり前から、
業務終了後に、飲みに行こうと約束をしていました。しかも、自分から言い出していましたので、他の3人の
メンバーに了承を求めなければなりませんでした。幸い3人には、直ぐに連絡が取れ、都合の良い別の日を設定
できました。滅多にないことというのは、滅多にない日に重なるもののようです。



観光地を訪問したら、そこでの印象と改善点など、気がついたことを提案することになっています。まだ、
エルサルバドルの報告もできていませんし、明日は、観光庁の新ブランドのお披露目となるイベントで、
ほぼ丸1日を、会場となるホテルで過すことになりそうです。明後日には、部長さんとのミーティングも
予定されています。



今年は、昨年とは異なり、出来るだけ観光庁の外に出る心積りでいますが、動きを優先するとなると、
もしかしたら、やるべきことを先送りしながら、次から次に行動してしまっているのかも知れません。
何だか慌しい1年になりそうな気配を感じています。







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