この日、バンダが、国立劇場を国立映画館に変えてしまいました。




今回のバンダコンサートには、いろいろな趣向が凝らされていました。
映画音楽特集に相応しく、会場はもとよりステージ内の照明も最小限に落とされ、バックスクリーンには、
映画の始まりを知らせる20世紀フォックスのコマーシャルフィルムが大写しになり、オールドファンには
懐かしい映画コマーシャルソングが響きました。



テーマ曲毎に、その曲の映画が映し出されて、会場、大感激でした。



N指揮者の演出のようです。
ピンクパンサーでは、スクリーンの忍び足と、演奏者が曲に合わせて体を左右に揺らしながら、正面の階段
から舞台へ上がっていきました。そのユーモラスな動きに、思わず笑いと拍手が起きていました。
カリブの海賊では、Nさんご自身も、海賊衣装でした。



バンダの皆さんも、単に楽器の演奏だけではなく、ちょっとした演技も求められるようです。
でも、何より、皆さんが楽しく演奏されているのが、こちらも嬉しく感じられます。



Nさんの1年前の願いは、このマヌエル・ボニージャ国立劇場を、お客様で、いっぱいにすることでした。
また、バンダの演奏を時間通りに開始する習慣をつけることも叶いました。
そうしたNさんの思いに応えてくれた観客に対して、今回は、どのようにして、その観客様に報いることが
出来るのかと、知恵を絞られたようです。



この分では、バンダは、まだまだ進化していくのかも知れません。










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