不幸中の幸いでした。




今日、一ヶ月ほど前に、Aさんから頼まれていた会社が何処にあるのか、また、どんな会社なのかを見に
行きました。ところが、その会社の近くまで来たところで、タクシーが動かなくなってしまいました。
幸いなことに、直ぐ隣に、車の修理工場がありましたので、手で押して運んでもらっていました。



エンジンがかからなくなってしまったのは、イグニッションコイルが原因だったようで、部品の交換だけで
済んだようです。料金を聞いたら、900円ほどでした。どうやら、工場から二人の男性が駆けつけて、車を
工場に運んだ料金も含まれているようです。というより、そんなことは元より請求の対象には、なっていない
のかも知れません。それにしても、事故にならなくて、本当に良かったです。フーリオ氏は、来週の月曜日
には、車を買い換えることになっています。もちろん、この車の下取りが前提となっています。いつも助手席
に座っているのですが、このところ雨天でもないのに、足元に新聞紙が敷いてあったのは、どうやら車をより
高く売るための準備だったようです。



首都テグシガルパには、タクシーが7,000台いるとも7,400台いるとも言われています。
手っ取り早く、高収入を得るためには、多少元手が要るようですが、タクシー稼業が良いようです。
しかし、それだけに、競争も、なかなか激しいようです。



フーリオ氏には、20歳のお嬢さんと19歳の息子さんの二人の大学生がいます。
てっきり40代後半から50代だとばかり思っていました。つい先日、誕生日を迎えていましたので、年齢を
尋ねたら、何とまだ39歳でした。何でも、17歳で事実上結婚していたそうです。奥様は15歳だったとか。
一応、法律では、結婚年齢が定められているようですが、地方などでは、今でも早婚が多いそうです。
ただ、早く結婚すると、別れる率も高いそうですので、フーリオ氏夫妻の場合は、夫婦の絆が本物だと
言えます。そして、このタクシーが、二人の子供達に最高学府で学ぶ機会を与えてきたことになります。
ホンジュラスでは、大卒という肩書きは、一つの称号であり、敬称にもなっています。



いずこの国でも、親は子供のために頑張っているようです。








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