教材には、「数字が語る旅行業2007」を使用します。 





この冊子は、JATA日本旅行業協会が発行しているものです。
今年の1月から2月にかけて一時帰国した時に、株式会社アートツアーのN社長から教えてもらったものです。
その時には、気がつかなかったのですが、2007年6月21日発行とありますから、昨年初めて発行されたのかも
知れません。



ホンジュラス観光庁では、Boletín Estadístico(ボレティン・エスタディスティコ)という
観光業の統計報告書を、毎年発行しています。大きさは、ほぼ同じなのですが、縦に少し横に3センチほど広い
ものです。手元にあるのは、2007年7月版で、2000年から2006年までのホンジュラスにおける観光業7年間分の
数字が紹介されています。ずっと本棚で眠っていましたが、ここにきて出番が回ってきました。



株式会社アートツアーからの帰路、全日通霞ヶ関ビルのJATA日本旅行業協会を訪ねて1冊買い求めました。
ホンジュラス観光庁にいると、産業の全てが観光業を基盤として成り立っているのではないかと思えるほど、
観光産業が、いかに国にとって大切かということを数字で示しています。そして、観光業を官民一体となって
推し進めているのが、ホンジュラスの特徴と言えるかも知れません。



数字が語る旅行業2007の1頁目は、「21世紀のリーディング産業を目指して」という業界で働く人達にとっては、
力強いビジョンが示されています。そして、日本経済に大きく寄与している姿が描き出されています。
一般的に他産業の場合は、過去の数字を参考にして常識的な推移が予測されますが、旅行産業だけは、プラス
にもマイナスにも予測を遥かに超えてしまうことが時々あります。日本人の出国率の数字から、まだまだ、
大きな可能性があることも紹介されています。



この冊子を購入した時は、物珍しさも手伝っていたのですが、それが、ここにきて役に立つ貴重な資料となり
ました。

 

明日、日本マーケット研究の実質的なミーテイングを持ちます。僅か55分間ですが、観光庁の会議室を予約し、
勤務時間内で行う公式プロジェクトです。幸いなことに、日本のことに興味を持ってくれた人が7人いました。
既に、目次と最初のページのグラフ説明のための言葉は、スペイン語に翻訳して渡してあります。60点主義で
行きましょうと言っていたのは、まさに自分に向けた言葉だったようです。



静かな日曜日です。また、雨が降り出しました。
日本マーケット研究のための資料を準備するのには、申し分ない1日となりました。







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