エルサルバドルのKさんから問い合わせがありました。




Kさんは、エルサルバドルで活躍されている同期シニア海外ボランティアです。
本年4月に、エルサルバドルの首都サンサルバドルで開催された第2回目の観光セミナーの時に、公私共に
お世話になりました。



7月20日のブログで、日本マーケット研究用の教材として使用するJATA「数字が語る旅行業2007」冊子に
注目されて、日本人の中米各国別の渡航者数データが掲載されていないかどうか問い合わせてこられました。



同冊子の53頁に、日本人の目的地別海外渡航者数の推移が紹介されていました。
2001年から2005年までの5年間の数字です。しかし、この中には、お尋ねの内一部のメキシコとベリーズ
二カ国が含まれていませんでした。



また、日本人のホンジュラスへの渡航に関しては、2005年の記載がありませんが、ホンジュラス観光庁の統計
報告で、2005年は、2,282人、2006年は、2,569人と紹介されています。



一方、2006年のシニア世代の海外渡航先の調査では、地域的には、中南米が最低の数字として示されています。
中近東・アフリカよりも、更に遠い国になっています。言い換えれば、とてつもない可能性を持っているという
ことになります。また、2年後の2010年には、団塊の世代の全てがシニア世代となり、全人口の3割を超えると
推定されてもいます。



ホンジュラスエルサルバドルも、海外のトラベルマートでPRする際には、セントラルアメリカ中米ブランド
として連携してプロモーションしています。日本から中米まで地理的に確かに遠いですが、それは、あくまで
一般的な旅行で日程に制限がある場合のことで、団塊のシニア世代の場合には、もっと自由な感覚で、ロング
ステイ先と考えてもらえるチャンスがあります。



中途半端ではなく、渡航先として最低ランクと言うのは、開き直るのに適しているとも言えそうです。
いずれにしても、今から2年後が勝負となります。それまでに、何をどれだけ整えていくことが出来るのか、
中米もホンジュラスも、日本の団塊世代の誘致を睨んで切磋琢磨の時代を迎えたようです。







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