ホンジュラス以南の中米の国々への旅行を考えています。
ホンジュラスの観光庁では、基本的に、何を調べるにしても、コンピューターを利用しています。
電話番号一つにしても、コンピューターで検索しています。一応、電話帳もあるのですが、直ぐにパソコンに
手が伸びるようです。
各航空会社や、バス会社などは、それぞれ自社のホームページを持っています。ですから、その路線で行く
限りは、とても便利なのですが、他の交通機関などと組み合わせた旅程を考える場合には、別々に調べること
になります。
今回の場合、大まかに、ホンジュラスから、隣国ニカラグアへ、更に、コスタリカへ、そして、最終目的地を
パナマに、パンアメリカンハイウエイを行き、パナマからホンジュラスへの帰りを航空機で戻る計画を立てて
います。
観光庁と同じ建物内に、旅行会社が2社あります。1社は、ツアーオペレーターで、1社は旅行代理店なのですが、
2社とも、バスの手配は、扱っていません。従って、必要な情報は、バス会社へ直接電話するか、ホームページ
で調べることになります。所要時間も料金も、パソコン検索で直ぐに分かります。
問題は、航空運賃です。
旅行代理店に、パナマシティからの片道の航空運賃を、何回か問い合わせています。ところが、料金が、その
都度異なりました。大分前のことになりますが、航空機で、テグシガルパから、ニカラグアのマナグア、そして、
コスタリカのサンホセ、更に、パナマシティへ行き、テグシガルパに戻ってくる旅程の運賃を尋ねたことがあり
ました。その時には、およそ700から800ドルと言われました。また、パナマシティからの片道のプロモーション
価格の場合は、315ドルともアドバイスされました。それに、テグシガルパから旅行を始めるのなら、60歳以上
の年齢割引が適用されることも分かりました。
ある程度、旅行日の絞り込みも出来、念のために旅行代理店でパナマシティから片道で一番安い運賃を尋ねたら、
478ドルと言われました。何かの間違いではないのかと思って、プロモーション価格がないかどうかも尋ねたの
ですが、同じ返事でした。割り切れない気持で、アメリカ大使館近くにあるもう1社の旅行代理店を訪ねました。
しかし、ここでも同じ結果、同じ料金でした。
また、曜日をずらしても変わらないと言われました。特別な運賃なども設定されていないようです。何か、別の
調べ方がないのかを尋ねましたら、往復料金だと450ドルで購入できると言われ、余計、訳が分からなくなって
しまいました。往復で購入して、行きを権利放棄したらどうなるのだろうとも思いましたが、昼休みの時間内で、
これ以上話していると、食事が出来なくなってしまうので、ここでストップしました。
日本では、航空運賃は、航空会社でも旅行会社でも同じ運賃で購入出来ます。
要は、どこで買うのが便利なのかが、購入の分かれ道になります。ホンジュラスでも同じだろうと思ったのですが、
そうではないようです。パナマの航空会社のコパ航空に、問い合わせてもらいました。そうしましたら、料金が
異なっていました。
ここで何となく分かってきたことは、今回のように単純に片道だけの場合には、航空会社へ問い合わせ、直接
購入することも出来るということです。それに、地方にいる人は、インターネットを利用して航空券を購入されて
いるようです。しかし、忙しい人にとっては、旅行代理店を利用することで、時間を節約できます。
それに、旅程によって、複数の航空会社を利用するような場合には、航空会社を横断できる旅行会社に任せた方が、
良さそうだということです。それにしても、2社の旅行代理店では、全く同じ数字を提示されましたので、旅行会社
による料金の差というのは、なさそうです。
これまで、お客様の立場になることは、それほど多くは、ありませんでした。
旅行会社というと、何となく親しみが持て、つい日本と同じように考えてしまうのですが、それぞれの国に合わせた
ビジネスというものがあるようです。
通算1年4ヶ月を、ホンジュラスで暮らしていることになりますが、同じ旅行業界とはいえ、知っていることは、
極めて限られているようです。
恐らく、海外で長く暮らされている人達も、いろいろなことを、その都度、一つ一つ獲得されているのかも知れ
ません。手をとって教えてくれる人は、誰もいないようです。常に、気が遠くなるような忍耐と学習が必要なの
かも知れません。それも、自分から行動を起こしていくことによって初めて、身についていくもののようです。
