観光庁の1階に電器店がオープンしました。




観光庁のフロアー毎のチームで、壁画によるコンテストが行われましたが、その打ち上げ会場として、
このスペースが使用されました。先月初旬のことです。



店の名前は、エル・ガージョ・マス・ガージョ(El Gallo más Gallo)です。
この看板を見た時、何て訳すのだろうと思いました。ガージョは、雄鶏のことです。いろいろな人に
聞いて得た感触では、雄鶏の中の雄鶏というようなニュアンスのようです。でも、とても、これが店の
名前だなどとは思いませんでした。入口に大きな看板があるけれど、店の名前は、何て言うのだろう
くらいにしか思っていませんでした。



観光庁でも、シンボルマークには、鶏が使用されています。
青年海外協力隊員やシニア海外ボランティアといったJICA関係の皆様に、ホンジュラスの国内旅行や、
任国外旅行での旅行アンケートを、お願いしています。1回目のアンケート回答には、ホンジュラス全土
と首都テグシガルパの地図や、CD、ホンジュラスチップスなどをお渡ししていますが、2回目には、
観光庁のシンボルマークとなっている木製の鶏を贈呈しています。それ以降は、レンカ族のハンカチ
などを準備していますが、是非ホンジュラスの思い出にしていただきたいものと思っています。



この鶏は、所変われば品変わる、とはいきませんが、同じものでも、意味が異なることを実感させる好例
かも知れません。英語のチキンは、料理番組を始め、日常良く使用されている言葉で、もう日本語になって
しまっているようにも思えます。辞書には、青二才とか臆病者を意味するとも書かれています。
大昔のことで、題名も思い出せませんし、記憶も定かではないのですが、当時の米国の若者を扱った映画で、
チキンと言われて反発し、暴走後に、命を落としてしまったような話がありました。米国では、臆病者を
さす言葉が、ホンジュラスでは、たくましさや、力強さを表すシンボルの言葉となっているようです。



エル・ガージョ・マス・ガージョは、ホンジュラスの企業ではないそうです。メインバンクがアステカ銀行
なので、エル・サルバドル国籍の企業だとか、また、オーナーは、トルコ人だとか言う人がいますが、この
辺のところは、まだ、よく把握できていません。



ホンジュラス国籍の電器企業としては、クラカオ(CRACAO)と書いて、クラサオと発音されている企業が
最大手だそうで、ホンジュラス全国に販売拠点を網羅しているそうです。








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