コパ航空とTICAバスの乗車券を買いました。
航空券だけですと、近くの旅行会社でも頼めるのですが、バスの手配は取り扱っていません。ですから、
航空会社の様子を経験することも兼ねて、自分で手配することにしました。自分で動くとなると、土日しか
ありません。Ｈさんに、航空会社の場所と営業日を尋ねたところ、直ぐにパソコンで調べてくれました。
コパ航空は、パナマの航空会社ですが、オフィスは、トンコンティン空港と、テグシガルパ市内の2ｶ所に
ありました。市内の住所をプリントアウトしてもらいました。
Edificio corporativo contiguo al hotel real Clarión avenida Juan Manuel Gálvez No.1521, colonia
Alameda, Tegucigalpa
住所というと、普通は地名と番地なのですが、ホンジュラスでは、住所が言葉で補われていることがよく
あります。この場合、大通りを意味するアベニーダ（avenida）以降が、地名と番地で、その前にある
クラリオンホテルの隣の同業組合ビルという言葉が、住所を補完しています。
Ｈさんが、プライベートな用事でも、乗車券を買う位のことなら、外出許可を受ければいいとアドバイス
してくれました。もちろん、観光庁の車は使用できませんが、勤務時間を利用できるのは、少し嬉しい気が
します。幸い、上長の許可も直ぐに受けることが出来ました。
クラリオンホテルの隣に、小さな建物がありました。思っていたよりは、こぢんまりとした事務所で、コパ
航空とコンチネンタル航空が、カウンターを共同で使用していました。職員側には、コンピューター端末を
調べるためのイスがありましたが、客の方は、立ったままで話すことになります。
往復で航空券を購入する場合には、シーズンによっては割引料金もあるようですが、片道航空券は、いわいる
ノーマル航空券になってしまい、安く買い求める手段はないようです。それでも、居住者の場合は、60歳以上
の年齢割引を適用してもらえました。インターネットで調べてもらった時には、387ドルでしたが、369ドルで
購入できました。年齢割引を電話で問い合わせた時には、適用されないと言われました。
どうも、情報が一律ではないようです。業務知識が十分な人に電話出来た時には、必要な情報を簡単に入手
できるのですが、そうではない時は、断られてしまうこともあるようです。ですから自分が納得出来るまでは、
同じことを何度でも確認した方が良いのかも知れません。
初めて航空会社で購入するため、どの位の時間がかかるのか分かりません。
隣は、ホテルですから、タクシーには、事欠きません。ですが、ラジオタクシーのドライバー氏は、待って
くれると言いました。
次は、TICAバスです。TICAバスは、コスタリカのバスでした。ここでも電話で確かめてもらった時には、
年齢割引はないと言われていました。駄目元で尋ねたところ、居住証明があればOKだと言われました。
インターネットの事前調べでは、バス料金は、ニカラグアの首都マナグアまでは、20米ドルで、更に、
コスタリカの首都サンホセまでは、23米ドルでしたが、両方とも同じ20米ドルで、レンピーラ換算で
Lps.380（2,280円）となります。但し年齢割引25％が適用されて、実際の支払はLps.285（1,710円）でした。
正直、どう理解すればよいのか、戸惑いを感じます。
料金が安くなったのは嬉しいことに違いないのですが、事前に情報をキチンと取れないことになります。
常に、その場でないと最終的なことが分からないことになってしまいます。それにしても、この料金の安さも
信じられません。3,420円で、テグシガルパからサンホセまで移動できることになります。
観光庁に戻ったところで、ラジオタクシーのドライバー氏が、440レンピーラを請求してきました。
コパ航空までは80レンピーラで了解していました。そこからTICAバスまでは、120レンピーラで、ここまでも
事前に聞いていました。TICAバスから観光庁までは、120レンピーラで、後の料金は、コパ航空での待ち時間
だとの説明でした。TICAバスより遥かに高い料金になります。それに、どの位時間がかかるか分からないこと
を伝えています。待ってくれと頼んだのではないから、待ち料金は払えないと伝えて了解してもらいました。
それでも、320レンピーラ（1,920円）あると、TICAバスだと、コスタリカ国内に入ってしまうことになります。
情報といい、価格といい、理解に苦しむことになりましたが、これが異文化の中で暮らすということなのかも
知れません。
