ダイビング 5日目です。




ウティラへ一緒に来たGさんは、1日早くテグシガルパへ帰られますので、港までお見送りしました。
ラ・セイバまで、普通は400レンピーラ(約2,400円)ですが、60歳以上の年齢割引は、300レンピーラ
(約1,800円)でした。ウティラからの料金の方が、若干安くなっています。明日の切符の販売は、
午後3時から4時半の間だそうですので、当日の購入となります。



ベイ・アイランズ・カレッジ・オブ・ダイビングのインストラクターの姿がありました。
彼女も見送りに来ていました。ニューヨークから来ていた若い女性は、3ヶ月間をウティラで過していました。
どんな立場の方なのかは分かりませんが、ダイビング目的のロングステイです。また、利用されたホテルも
分かりませんが、バックパッカーが宿泊しているホテルは、3米ドルとか5米ドルとかと言われています。
400レンピーラ(約2,400円)でも、遜色がないホテルですので、案外、長期の割には、それほどお金は
かかっていないかも知れません。



ウティラには、ダイビングスクールが13もあるそうですから、ダイビングの島と言っても良いのかも知れません。
ベイ・アイランズ・カレッジ・オブ・ダイビングのオーナーは、米国人女性だそうです。



この日もボート ダイビングがあり、12時45分頃に出発しました。
ニューヨークからの若い男性、カナダのモントリオールからの女性、また、カナダのエドモントンからは、
父親と娘さんが参加していました。その昔、バンフからジャスパーまでのカナディアンロッキーを観光した後、
当事、毛皮で有名だったエドモントンへ行ったことを懐かしく話しました。それぞれ3つのグループに、
インストラクターが同行します。インストラクターも、バンクーバーモントリオールからです。もう1人の
インストラクターについては、聞きそびれてしまいました。



カリブ海は、本当に美しい海です。
別にダイビングをしなくても、ボートで、海に出るだけでも楽しく感じます。



それでも、海の中は、別世界です。
インストラクターが、指差した所には、巨大な蟹がいました。少し窪んだ岩の所にいて、まるで岩の一部のよう
でした。折り曲げられた長い足が見えなければ、分からないかも知れません。結構、大きな魚を見ました。
パロットフィシュと言われましたが、辞書には、ブダイとありました。
今日は、昨日よりは、耳が痛くなることはありませんでした。それに、フィンの使い方で、OKサインをもらい
ました。こうして、エアーシリンダーに空気がある間は、何処へでも好きな所へ行けそうで、楽しく嬉しく
感じられました。



インストラクターと一緒ということは、やはり訓練でした。
マスクをはずして、再度かぶり直すことは復習になります。海中に浮かべたロープにそって、声を上げながら、
一息で緊急浮上するのも、一息で出来るまで何度も繰返されました。BCDのエアーシリンダーなどダイビング
をするための一式を一旦脱いで、また着ることも繰返されました。錘になっているベルトをはずして、再び、
装備し直すこともしました。新しい訓練としては、コンパスを利用して、指示された方向へ一緒に向かうもので、
一定の距離を行った後、逆に戻りました。高さが違うと、同じコースを行くのが分かります。
飛行機に乗っている訳ではないのですが、何か不思議な感覚です。



深い呼吸をすることは、エアーの消費が抑えられるのでしょうが、初心者には、何より自分の落ち着きを感じ
取ることが出来ます。落ち着いて、自分のエアーの残量が確認できていれば、安全にダイビングを続けられます。
インストラクターと一緒というだけで安心できます。



ボートが見えた所で、空気調整器をはずして、別の手段で空気を補充する訓練がありました。少し大きな波が
来て、手元が狂ってしまいました。ボートが見えている安心感からなのか、油断が生じたのかも知れません。
本来、陸の上を歩く人間が、海の中にいる訳ですから、注意しなければならないのでしょうが、うっかりさせて
しまうほど、ダイビングそのものは、安全なのかも知れません。海の中の方が安全で、海面では要注意という
変な印象を持ちました。



実際のダイビングでは、マスクがはずれることも、BCDダイビングセット一式を脱ぐようなことなど考えにくい
のですが、万一に備えてのことなのでしょう。



戻ってから、理解度テストの間違っていた個所を、再度見直しました。単に、知識不足のものもあれば、設問の
全てが該当するものもありました。また、勘違いしていることもありました。ここにきて、やっと日本語で書か
れた問題に出会いました。



インストラクターに、ダイビングの楽しさを教えてもらったことを感謝し、これからも続ける積りであることを
伝えました。



ただ、それには、自分なりのルールを持ちたいと思います。海面でヒヤリハットを体験しましたので、エアーを
節約することよりも、常に、楽に呼吸ができるようにしたいと思います。ですから、初めから、空気調整器を
利用して、慣れてきたら、シュノーケルを組み合わせたいと思います。また、BCDを膨らませておいて、浮く
体勢を確保したいとも思います。



まさか、まさかのダイビング チャレンジでした。
親切なインストラクターのお陰で、海の中の世界への最初の一歩を踏み出せました。僅かな時間ですが、海の中の
世界を垣間見ることも出来ました。これまで経験したことのない世界に親しめたことを、とても嬉しく思います。



深く潜ろうなどとは考えていません。1人で潜れるとも思っていません。
今度は訓練抜きで、インストラクターにガイドしてもらえれば、更に、楽しいダイビングになるものと思って
います。



ダイビング ライセンスは、数週間後に、届くそうです。
ホンジュラスでの記念となる嬉しいお土産が出来ました。






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