カリブ海に浮かぶウティラ島から帰る日となりました。




船は、6時20分に出ます。小型の船です。こちらの方が遥かに速いそうです。
15日は、これより大きな船でしたが、波が高かったために、かなり揺れました。2時間かかり、船酔いして
しまいましたが、今日は、波も穏やかで、船酔いすることもなく、所要時間も50分ほどでした。



カリブ海に、巨大なスクリーンがかかっているように思えます。
その向うに、シルエットのようなピコ・ボニート山が見えます。山頂の三角が印象的です。ホンジュラスに、
一緒に赴任したAさんは、このピコ・ボニート山で活動されています。その麓には、ホンジュラスの北部海岸
671kmの中で一番大きな都市ラ・セイバがあります。



船が港に着くと、タクシーが待ち構えています。乗客のほとんどは、この後、各方面別のバス移動となります。
タクシーは相乗りで、料金は1人50レンピーラ(約300円)です。タクシーの台数は限られているのでしょうから、
効率的に稼動しているのでしょう。



ニューヨーク州から来ていたJ氏とは、エドマン・アラスのバス会社まで一緒でした。サン・ペドロ・スーラで
1泊後、明日ニューヨークへ帰るそうです。
ダイビングは、本当に楽しいことが良く分かりました。若いインストラクター達は、一生、海と関わっていきたい
と思っているのでしょう。大好きなダイビングを、仕事として続けることが出来れば、それに越したことはあり
ません。若いインストラクターに、もう都会の会社で、スーツにネクタイなどという生活には戻れないでしょうね、
と言ったら、目がイエスと応えていました。だから、仕事のある人にとっては、年に1、2度ダイビングが出来れば、
それで良しとしないとね、とJ氏に話したら、頷いていました。彼には、普段の確固たる生活があるようです。



クリスティーナに着きましたが、テグシガルパ行きのバスは、ほんの少し前に出てしまったところでした。
オーナーが同じという別会社のカマルディが、9時にテグシガルパへ行くので、乗車して待つように言われました。
少し離れた所に、バスターミナルがあるそうで、そこで一旦バスを降りて、乗車券を購入するようにと、案内され
ました。
写真の女性もテグシガルパへ戻るそうで、彼女もウティラからの帰りでした。スペイン語の先生だそうです。
JICAボランティアのことも知っていました。お互いに一番前の席に座っていましたので、良い会話の勉強相手
が見つかったことになります。



更に、日本人に出会いました。彼もウティラでダイビングをしていたそうです。
これまでに、メキシコ、ベリーズグアテマラ3カ国で3ヶ月間を過し、この後更に、中米の国々を旅行しながら
南米まで巡ることを計画しているそうです。米国サンディエーゴで24米ドルで購入したというロンリープラネット
というガイドブック片手に、この後、1年をかけて回ることになるそうです。



若い人達は、いろいろな価値観に基づく多様化の時代に入っているようです。
幸運にもラ・セイバで、1年以上をかけて中南米を巡っているという人に、出会えました。若い頃には、夢でしか
なかったことを現実にしている人がいます。



24日から、憧れのパンアメリカンハイウエイで、ニカラグアからコスタリカパナマへとバス旅行します。
団塊の世代で、今、ようやく自分の時間を手にされた人達に、是非、中米を旅行してもらいたいと思っています。
また、学生の皆さんに、夏休みや卒業旅行時に、是非、中米の国々を旅行してもらいたいとも思っています。



エルサルバドルへは、4月に出張していますので、この後は、ベリーズグアテマラを体験できればと、欲張り
ながら先のことを考えています。



ウティラからテグシガルパまでの間だけでも、出会いがありました。
いつか、この人達と、ゆっくり話が出来る日がくれば嬉しく思います。
また、この先、どのような出会いがあるのか、楽しみでもあります。








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