ニカラグア第二の都市レオンへ行きました。

ニカラグアの首都マナグアで、JICAシニア海外ボランティアとして活動されているNさんにレオンを案内
していただきました。



午前7時に出発しました。ホテルの前を通り、セントラル アメリカ大学(UCA)の構内を抜けて大通りに
出ました。そこでバスに乗りターミナルへ向かいました。料金は、1人3コルドバ(18円)でした。



元々、一般のバスは、外国人が乗ることなど想定していませんから、彼らの文化の中に入っていくことになります。
バス停が何処なのか、何処へ向かうのか、何処で降りればよいのかなど、初めの内は全て手探りだっただろうと
思います。Nさんのお陰で何の苦労もなくターミナルに着きました。ターミナルは、朝から活気がありました。
それぞれの行く先の名前を連呼し、お客を集めています。レオン市までは、約1時間だそうです。バスには、通学の
女子大生の姿が目立ちました。乗客が満員(14名)になると出発となります。レオンまでのバス料金は、最近値上が
りしたそうです。40コルドバ(240円)で、更に、市場までは、派手さはないのですが、フィリピンのジプニーの
ようなバスに乗り継ぎました。この料金は、3コルドバ(18円)でした。



市場は、通りを挟んで、食糧と日用品、そして、衣服や靴、玩具などに分かれていました。どちらにも物が溢れて
いました。それぞれに、やることがあり、熱心に自分の仕事に取り組んでいるように見えました。ホンジュラス
同じように、ニカラグアも、これから大きく変わろうとしている過渡期のように思えました。



レオン市は、碁盤の目のように区画されています。家々の壁が、とてもカラフルです。街ごとに、色が指定されて
いるのかどうかは分かりませんが、レオンの街の個性を感じました。もっと積極的に取り組めば、特徴のある街づ
くりが出来るのではないかとも思いました。掃除をしている人の姿を、何度も目にしました。



修道院という名前のホテルがありました。変わった名前だと思いましたが、以前は、本当に修道院だったそうです。
庭の雑草が綺麗に刈り取られていました。ここで一休みしました。高級感が漂うホテルでしたが、コーヒー1杯の
料金は、70円ほどでした。白のシンプルなカップのコーヒーも美味しかったのですが、大きなグラスに入った冷たい
水に感激しました。



レオン市には、教会が、15あるそうです。全てカトリックの教会だそうです。教会の前で写真を撮っていたら、
声をかけられました。ニューヨークから2週間の休暇旅行で来ていた女性でした。米国人にとっては、中米の国
というのは、手頃な旅行先のようです。米国人の動向を知る意味でも、嬉しい出会いとなりました。








レオンのカテドラル(大聖堂)から見た景色です。
ニカラグア第二の都市レオンは、このカテドラル(大聖堂)の前にいる二頭のライオンの像に由来しているそうです。
教会に百獣の王ライオンという組み合わせは、イメージ的には一致しないのですが、中米最大の規模のカテドラル
(大聖堂)だということを象徴するためには、ライオンが相応しかったのかも知れません。それが地名になるほど、
強烈な印象を与えたのかも知れません。



ガイドブックは、カテドラル(大聖堂)が、1746年からおよそ百年の歳月をかけて建設されたこと、中米最大の大聖堂
であること、そして、レオン生まれの詩人ルベン・ダリオが、今もここに眠っていることを伝えています。



街の中心にあるこのカテドラル(大聖堂)の屋上に、昇ることが出来るそうです。
更に、観光学科の実習生が、カテドラル(大聖堂)の屋上をガイドしてくれました。料金は2米ドルで、カテドラル
(大聖堂)の維持運営費に充てられるそうです。Nさんから、事前に、1米ドル紙幣を準備してくるようにアドバイス
を受けていました。



屋上へ行くための入場券を購入するためには、一旦、カテドラル(大聖堂)を出なければなりません。ちょうど祭壇の
裏側に当たる所から、地下に降りた所に入場券の売り場がありました。それから、入口に戻ることになります。



実習生が、マン・トゥ・マンで案内してくれました。
屋上には、カテドラル(大聖堂)の中に、雨が入るのを防ぎながら、空気や光を取り入れるための工夫がされていま
した。また、ガイドさん達は、観光客が、丸天井に登らないように、注意もしているようです。



見る人を圧倒しているカテドラル(大聖堂)の屋上に昇るのは、結構、気分がいいものです。カテドラル(大聖堂)から
の眺望を楽しみました。





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