パンアメリカンハイウエイを南下、パナマに入国しました。

サン・イシドロ・デ・エル・ヘネラル発4時45分の始発バスに乗りました。バスターミナルは、市内の何処から
でも見える教会の正面にあります。この時間でも、利用する人達が10数人いました。



エル・ブルッホという所に、6時50分に着いて、20分間の休憩となりました。隣の席は、同年代と思える男性で、
日本人の技術の優秀さを話してくれました。また、パーソ・レアルからパルマール・ノルテ間の辺りだったと
思いますが、ここで、先住民手作りの円球石が、たくさん見られることを教えてくれました。2mほどのものも
あるそうですが、何のために作ったのかまでは、分からないそうです。



ほぼ中間地点のパルマール・ノルテに着いたのは、8時25分でした。その後、隣の席に座った人は、農業の政府
機関(IDA)に勤務する男性でした。アフリカヤシのプランテーションにも関係しているそうです。
政府もアフリカヤシのプランテーションを所有しているそうですが、この地方の人達への雇用対策だそうです。
アフリカヤシは、ほとんど手入れが要らないそうですから、もっぱら年2回の収穫の時期になるのかも知れません。



終点のシウダッド・ネリーには10時20分に着きました。
パンアメリカンハイウエイは、このコースでも、山越えでしたが、昨日よりは穏やかな感じでした。道幅は、
大型バスが十分に通れるのですが、左右から伸びだした枝が届いてしまっていて、それが連続している所もあり、
さながら、緑のトンネルの中を行くようでした。窓を開けていたのですが、バスに乗りながら森林浴している
ような感じで、およそパンアメリカンハイウエイのイメージとは、かけ離れたものでしたが、十分に楽しめました。



バスの料金は、3,620コロン(790円)でした。ここから国境のパーソ・カノアスまで、乗り合いタクシーだと、
1人2米ドルと聞いていましたが、バスが着いた時には、タクシーの姿がなく、隣のバスが、もうすぐ出発すると
知り、バスで行くことにしました。近くの席の女子高生に所要時間を尋ねたら、最低30分、最高45分と教えてくれ
ました。タクシーなら所要時間は、半分以下なのかも知れません。バスの料金は、350コロン(77円)でした。
バスは、10時27分に出発して、パーソ・カノアスには、11時15分に着きました。隣の席の主婦は、パーソ・カノアス
の先のラ・クエンタへ帰るそうですが、パーソ・カノアスでは、パナマから入ってくる衣料品の買物と、食事が楽し
みなことを話してくれました。



オートバイの警察官がいましたが、パーソ・カノアスでは、スズキでした。
コスタリカの警察官のオートバイが、いずれも日本製でしたので、何だか嬉しくなりました。



肝心の手続ですが、バスを降りた時には、パナマの領土に入り込んでいました。
コスタリカの出国手続をしなければなりません。少し戻った所にコスタリカの警察署がありました。その先に、
国旗が掲げられている建物がありました。コスタリカのイミグレーションです。そこで、出国手続をすることに
なります。窓口で出国カードをもらい、記入してからなのですが、1人手続していただけですから、直ぐに終わり
ました。今度は、先ほどパナマ領に入り込んでいた所で入国手続きをします。窓口で、小さな紙片に番号が書かれ
たものを渡されました。別の建屋の事務所で、ツーリストカードを買い求めるように言われました。
5米ドル要ります。



入国手続は、まだ済んでいないのですが、パナマ国内の窓口を行き来しました。
ツーリストカードは、買い求めるためなのか、担当官が、書いてくれました。
他には、誰もいませんでしたので、バス乗り場などを教えてもらいました。



パナマのイミグレーション窓口で、パスポートと記入してもらったツーリストカードを提出します。
入国の目的と、パナマからは、どのように出国するのか、更に、所持金を聞かれました。
帰りの航空券を提示し、お金は、口頭申告しました。
パスポートに、入国のスタンプが押されて、手続が完了です。



コスタリカパナマのイミグレーションまでは、200mほどしか離れていません。
11時40分には、入国手続きが終わっていました。乗るように教えられていた中型のバスは、ダビッド行きの
呼び込みがありましたので、直ぐに分かりました。バスは、11時45分に出発するところでした。コスタリカ
パナマには、時差が1時間ありますので、パナマ時間では、12時45分に出発したことになります。



パナマパンアメリカンハイウエイは、イメージしていた通りの道でした。
平坦な道が、何処までも続いています。パンアメリカンハイウエイが、パナマハイウエイではないかと思い違い
してしまうほどです。



隣の席の女性は、政府機関で宝くじを担当されていました。パナマ運河の拡張工事を尋ねたところ、現在、
進行中で、工事は、やれるところから順次進められているそうです。指で運河の幅の違いを示されましたが、
とても大きな規模の工事のようです。



ダビッドのバスターミナルに着いたのは、14時10分でした。パナマシティ行きの窓口は、バスターミナルの一番
奥にありました。明日の便を確認しようとしたら、そんな旅行者用のためなのか、バスの運行時刻表が用意されて
いて、渡されました。



予約していたホテルは、バスターミナルから歩いて5分ほどの所にありました。
料金の割には、とてもデラックスでした。



このコースのパンアメリカンハイウエイは変化に富んでいて、十分に楽しむことが出来ました。





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