遥か大昔、社会科の授業で習ったパナマ運河を見ることが出来ました。

ホテルのフロントに尋ねたところ、パナマ運河へは、タクシーを利用して午前中に行った方が良いとアドバイス
されました。タクシーの料金は、片道10米ドルだそうです。その後、カスコ・ビエホ地区にも行きたいと思って
います。カスコ・ビエホ地区へ直接だと、タクシーの料金は、2米ドルのようです。



ホテルを出て、タクシーを待っていると、直ぐに声をかけられました。ホテルの前では、いつも数台のタクシー
が、客を待っていたようです。



パナマ運河の後、カスコ・ビエホへ行きたいと言うと、海岸の綺麗な所があるから、そこにも案内するので、
25米ドルでどうかと言われました。パナマ運河で、どの位の時間がかかるか分からないから片道の方がいいかも
知れないと応えると、その間、待っているといい、時間にして12時までの3時間でどうかと言われ、お願いする
ことにしました。



パナマ運河へ行くまで、途中の景色を案内してくれました。



パナマ運河の入場料は、20分ほどのビデオ(スペイン語・英語)と博物館とがセットになっている料金が、
8米ドルでした。嬉しいことに、年齢割引があり、半額になりました。この日は、貨物船が通過するのは、
午後1時から5時までだそうで、再入場するために、入場券の裏にサインをしてくれました。



日本語のパンフレットがありました。
パナマ運河の長さは、約80キロメートルで、1914年8月15日に開通してから、これまでに94万2千回以上通航されて
いるそうです。閘門を通過する度に、約1.97億リットルの淡水が使用され、最終的には、海に流されるそうです。
また、船舶が、閘門を通過する際は、左右、前後4台の電気機関車ケーブルが、船舶の定位置を保つそうです。
船舶の大きさによっては、電気機関車が8台使用されることもあるようです。
通過できる船舶の大きさは、幅32,31メートル、長さ294.13メートル、喫水12.04メートルまでだそうです。
利用国の順位は、1.米国 2.中国 3.日本 4.チリ 5.韓国 6.エクアドル 7.ペルー 8.メキシコ 
9.コロンビア 10.カナダ と紹介されています。
パナマ運河は、1999年12月31日正午から、パナマ運河庁によって管理・運営されています。



水は高い所から低い所に流れると教えられましたが、目の前で、見る見る内に、水位の高低差がなくなり、
同じ水位になった時に閘門が開いて、船が移動していきます。移動し終わると、再び閘門が閉じます。
船が通過するだけなのですが、何かショウを見ているような感じで、思わず拍手を送りたくなります。
太平洋と大西洋を結ぶ運河を作った人の叡智に感動しました。






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