ラ・パス県のマルカラへ行きました。
早朝、R氏夫妻が迎えに来てくれました。3月コマヤグアの大鋸屑絨毯以来です。
テグシガルパを5時50分に出発して、マルカラには、8時30分に着きました。バスだと、5時間はかかるそうです
から、相当飛ばしてきたことになります。
マルカラにあるNGO団体APAS事務所で、R氏が2日間、ローカルガイドの教育をすることになっています。
開講の挨拶があり、各自の自己紹介後、ガイドの皆さんが交代で、洞窟までの道中を、歩きながらガイドを実践
しました。
ガイドツアーは、サン・ミゲル・アルカンヘル教会から始まりました。
1921年に建てられた教会で、首都テグシガルパと同じ守護神になります。
今から凡そ300年前、マルカラは、監獄の地と呼ばれていたそうです。マルカラへ送るとか、マルカラ行きという
表現があるそうで、最凶悪犯が送られたそうです。何処にあったのかまでは確認できていませんが、当時、最も
頑丈な刑務所がある地として、ホンジュラス全土に知られていたようです。
マルカラの主要産業は、コーヒーだそうで、凡そ海抜1,550mの高度で、良質のコーヒーがとれるそうです。
背の高い木は、アラビカ種だそうで、中米で最初のコーヒーだそうです。90と数字で呼ばれているコーヒーは、
低木で1990年に入った種類のことのようで、この二種類が、マルカラの代表的なコーヒーのようです。コーヒー
の種類としては、他にもまだたくさんあるそうです。
ピンク色の花は、マール・パシフィコという名前だそうですが、穏やかな海なのか、太平洋を意味するのか聞き
そびれてしまいました。
マルカラから洞窟までは、7kmあるそうです。ガイドさんの知識や案内能力のチェックもあるのでしょうが、
もしかしたら体力も試されていたのかも知れません。さすがに、往復14kmの道のりを歩くのは、きついと判断
されたのか、車で戻ることになりました。高低差の大きなデコボコ道では、日本製の車が大活躍でした。
午後は、滝の見学でしたが、こちらは、整備された道を楽に行くことが出来ました。
途中、吊り橋もあり、滝では、滝となる間際まで近寄れました。
夜のフェリア(お祭り)には、大勢の人が集まっていました。
マルカラの女王のお披露目です。女官達も、それぞれ男性にエスコートされて舞台に上がっていました。
初めて見たのですが、同じようなイベントは、ホンジュラス各地のフェリアで行われているそうです。