アパートの屋上で送別会が催されました。




平成18年度前期に派遣されたJICAシニア海外ボランティア7人の送別会です。



科学技術委員会で中小企業を支援されたKさん、障害者のためのリハビリと社会参加基金で車椅子の製作を指導
されたGさん、文化・芸術・スポーツ省で国立吹奏楽団(通称バンダ)を指導された指揮者のNさん、北部海岸
テラ市役所でエコツーリズムを指導されたHさん、全国中小企業連合会で家具の製作を指導されたMさん、
INFOP本部で訓練カリキュラムを指導されたMさん、そして、国立森林学校ランセテイージャ植物公園で
ラン栽培を指導されたOさんの7名が、2年の任期を全うされ、今月末30日に帰国されることになりました。



正確には、期間延長された方や、時期が若干異なる方もおられますが、今日、7名合同の送別会が行われました。
シニア海外ボランティア関係者だけではなく、ホンジュラス全国で活動している青年海外協力隊の若い人達が
大勢、送別会に参加するために、それぞれの任地からテグシガルパに上がってきていました。
更に、JICAホンジュラス事務所所長、次長、調整員の方達が参加されました。また、日本大使館の方々や、
カウンターパート、バトミントンや音楽などを通じたホンジュラス人の友達の参加もありました。



会の途中で雨が降ってきたため、急遽、部屋に移動しましたが、いつまでも名残のつきないものとなりました。



1人1人の2年間にドラマがあります。活動する前段階で、先ずホンジュラスの生活に慣れるということがあります。
日本とは異なった注意点や留意点があります。スペイン語という言葉の問題もあります。人との付き合いの中には、
活動先のホンジュラス人だけではなく、日本人もあります。活動への思いと活動先の期待との間には、温度差が
あることもあります。単身赴任の場合は、当然、炊事、洗濯、掃除といった生活の全てに関わることになります。
配偶者と一緒に赴任する場合は、単に自分を整えるだけではなく、配偶者への配慮も必要となります。そうした
ことの一切を乗り越えて、配属先で活動されてこられたことになります。



言葉や生活習慣の違いで、もどかしい思いをしたり、歯がゆい思いをされたりしたことなどは、容易に察しがつき
ます。一方で、日々の体調を整え、気分転換を図り、自分へのチャレンジとして楽しんで活動に取り組んでこられ
ただろうことも、見当がつくような気がします。



7名の皆さんは、一仕事を終えられて、とてもいい顔をされていました。
任務を成し遂げられた安堵感もあるのかも知れません。
ご苦労よりも、より大きな喜びを感じられているように思えました。



2年間の活動、お疲れ様でした。
いろいろご指導いただき、ありがとうございました。









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