行動する前に、少し考えられれば良いのですが...


大昔、社内教育の一環で、マナー研修を受けたことがありました。
講師は女性で、確か、日本航空のフライト乗務員経験者でした。



1日の研修だったのですが、今でも覚えているのは、笑顔が大切なこと、咄嗟に出るものは、いつもやっている
ことで、場に応じてマナーを切り替えることなど出来ないこと、それから余談で言われたことでしたが、女性
から生理的に嫌われたら終わりだという3点です。



このいつもやっていることが、そのまま出てしまいました。日曜日の誕生日会の写真をCDにしたまでは
よかったのですが、いつもの習慣で、マジックでCDの表面に直接書き込んでしまいました。



観光スポットなどを訪問して写真を撮った時は、観光庁の内部観光資料の更新などで、3セットから4セットの
CD、DVDのコピーを取ります。誰に何を渡したのか、その内容が何時なのかが直ぐに分かるように、CD
やDVDの表面に直接書き込んでいます。最初は、悪筆の自分が書いていいものだろうかと躊躇しましたが、
その内に慣れてしまいました。



観光庁内では、これで差し支えないのですが、相手が日本人となると、余計なことをしないで、書き込む内容を
メモ書きにして、そのまま渡した方が、遥かに綺麗で見栄えもいいことになります。下手な字で書いてしまうと、
単に汚しただけで終わってしまい、受け取られた方も、がっかりされてしまうことになりかねません。しかし、
ついうっかり、いつもの習慣でやってしまいました。



ブログで言い訳しても始まりませんが、海外で暮らすということの中に、海外での日本人とのお付き合いにも
気を配るということがあるのかも知れません。もちろん、友人の場合なら笑って済ますこともできますが、
親しき仲にも礼儀ありの世界では、やはりそうはいかないかも知れません。本音では、海外で暮らすだけでも
大変なのに、そこまで考えることはできないと思えるのですが、相手が日本人だと何処にいようが、日本的な
物事の判断が働いてしまうのかも知れません。



あるいは、全ての点で、いい人でありたい、いい人だと思われたいという気持が働いてくるのかも知れません。
そうだとしたら、そんなことは、考えにくいので、肩の力を抜いて、気持を楽に持った方が良いかも知れません。



郷に入れば郷に従うのですが、相手が日本人の場合には、日本的に配慮できることが求められそうです。
やってしまったことは、仕方がありませんが、もし、次に同じようなことに遭うことがあれば、その時には、
考慮したいと思います。



ただ、これまでの経験から言えることは、同じようなことはないということ、そして万一、同じようなことが
あった場合には、また、同じ過ちを繰り返してしまうということのようです。それよりは、行動を起こす前に、
一呼吸置くことが出来れば、こんな風に考えることは、なかったかも知れません。自戒したいと思います。







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