ラ・セイバでも、雨でした。



お世話になったD氏は、朝早く出かけてしまいました。
しばらくして、Nさんが戻ってきました。近くにある別の家にいたようです。



午後のイスレーニャ航空を予約していますが、朝の便に乗れれば、それに越したことはありません。
急いで空港へ行くことにしました。空港へは10分で行けると言われましたが、出発時間に間に合うか
どうかの、ぎりぎりのタイミングでした。                                                                                                                                                 
空港へ出発しようとしたところで、Nさんに電話が入りました。
トルヒージョからラ・セイバへの途中が通行止めになっていることを知らせるものでした。
どうやらNさんの勘が的中していたようです。当初の予定だと、ラ・セイバに戻ってこられなかった
ことになります。正しい判断だっただろうと胸を張った感じでした。



ラ・セイバのゴロソン国際空港に着き、TACA航空カウンターでチェックインしましたが、
既に、午前便は閉め切られていました。



待合室に入ったところで、とても小さな航空機を利用する人達がいました。
チャーター機だそうで、5人乗りでした。もう一度、航空会社のカウンターに戻り、詳しくヒアリング
することにしました。午後の出発時間には、十分時間があります。



航空会社のカウンターには、名前は書かれていないのですが、ホンジュラス航空だそうで、個人ベース
でも予約できますが、5人にならないと成立しないようです。チャーターの場合の料金は、個人利用の
約2.5倍の料金になりますが、5人揃っていれば、決して利用できない金額ではありません。行先も、
トルヒージョ、グアナハ、ロアタン、ウティラ、サン・ペドロ・スーラ、テグシガルパ、そして、
モスキーティアと呼ばれるグラシアス・ア・ディオス県の各地に運行されています。



この航空機でいいから、テグシガルパから世界遺産のマヤ遺跡のあるコパン・ルイナスへ行ければ、
どれほど便利になるか、と思うのですが、どうやらコパン・ルイナスへの運行は、機長の判断による
という心もとないものでした。しかし、可能性はあるようです。小型航空機でいいから、各地がもっと
結ばれれば、観光客を呼べることになります。



ソーサ航空が、出発時間の13時になっても、アナウンスがありません。その内に、ラ・セイバの空港が
閉鎖されてしまいました。同様に、テグシガルパの空港も閉鎖になってしまいました。陸路で戻ることも
検討したのですが、はっきりしない情報として、何処か不通になっている個所があるようです。



雨は、降り続いています。その内に、ソーサ航空がフライトキャンセルになりました。イスレーニャ航空は、
まだ、そこまでの案内はないのですが、空港の待合室には、2人しか残っていません。後の人達は、チェック
インカウンターの辺りで待機していたようです。しかし、テグシガルパの空港が閉鎖されたままだったため、
結局、フライトキャンセルになってしまいました。



明日、出直すことになってしまいました。Nさんに、連絡をとって、迎えに来てもらいました。



サンボクリークにあるガリフナのコミュニティに寄りました。
ギィフィティが買えるかも知れないと思ったのですが、ギィフィティは、ガリフナのお酒のブランド名では
なく、各家庭で作られるお酒の総称で、昔は、薬として使用されていたそうです。いろいろな植物の根を
ブレンドしたもので、各家庭で消費されているようです。観光庁でボトルを見た記憶がありますので、もう
少し確かめる必要がありそうです。ガリフナ文化の一つとして、ギィフィティをもっと売り出せれば良いと
思っています。また、カサーベというジュカ100%の自然食品もあります。ガリフナの人達には、なくては
ならない食品なようです。保存食品で、何年後でも食べられる優れもののようです。



携帯が、何度か鳴って、3度目にようやくとれました。
日本からの電話でした。思いがけなく、家族3人と話が出来ました。何とも言えないタイミングでしたが、
とても嬉しく、救われた思いがしました。



旅行では、本当に何があるか分かりません。何のトラブルにも遭わないで、すんなり旅行したいものですが、
なかなかそうはいかないようです。心配し出したら限がありません。ある程度は、大きな流れに任せるしか
なさそうです。明日は土曜日ですから、日曜日中にテグシガルパに戻れればいいくらいに考えて、ちょうど
いいのかも知れません。






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