11月9日(日)10時 「日本祭イベント〜最後にS所長と神輿を担ごう〜」




青年海外協力隊コパン実行委員の皆さんが、今週末に日本祭りを企画されました。
ユネスコ世界遺産コパン遺跡のあるコパン・ルイナス市で、日本文化が紹介される予定だったのですが、
雨の影響で中止になってしまいました。



コパン実行委員の皆さんは元より、青年海外協力隊の皆さんの任地も、ホンジュラス全土に散らばって
います。皆それぞれ、活動の合間で、時間をやりくりしながら打ち合わせや練習を重ねてきました。
一緒に練習できる時間は、いつも極めて限られていますので、勢い独習となってしまいます。



ホンジュラスに来て初めて、和太鼓や琴に触れた隊員が、いつの間にか、人前で、腕前を披露されるまでに
なっています。お互いのライバル意識もあるかも知れません。でも、そこには、パソコンで動きの画面を
見ながら、あるいは、ラジカセで音を聴きながら、何度も何度も人知れず努力された日々があります。



先輩隊員は、後輩に伝えていかなければなりません。練習と本番は、やはり大きく異なります。
人に披露することで初めて、自信を深めていくことが出来るのかも知れません。そんな皆さんの思いを
結集されたのでしょう。さりとて、披露するための場がありません。



JICAホンジュラス事務所が、大きな理解を示され、場所を提供されました。



現役時代のことになりますが、親会社の各工場では、年に一度、工場の中が、どうなっているのか安全性の
開示と、地域住民との交流を図るために、夏祭りを開催していました。日頃は閉鎖的と思われていた工場の
中に入ることで、周辺住民の皆さんやご家族の方々に、より親しみを感じてもらえていたようです。



JICA手帳を見ますと、JICA事務所は、世界に100数カ所あります。
開示できる事務所というのは、国の事情によって異なるかも知れません。若しかしたら、事務所を開放する
などということは前代未聞のことなのかも知れません。あるいは、新JICA誕生ならではのことなのかも
知れません。



企画アイデアと英断に、謹んでエールを贈らせていただきます。



S所長は、今月12日に、任期を終えられて帰国される予定です。
一昨日、シニア海外ボランティアの皆さんが主に、S所長の送別会を催されました。
今度は、青年海外協力隊の皆さんが、S所長と一緒に、神輿を担ごうと呼びかけています。



S所長ほど、祭り、神輿に情熱を持たれている人はおられないように思えます。今年5月のラ・セイバ
カーニバルでは、甚句の替え歌まで作られていました。セイバの名代、恋の闇路、セイバかたぎ、
セイバの漁師、Quinta通り、セイバ名代、あばれ神輿、と7番までありました。セイバをテグスに、
QuintaをMorazánにすると、なんて考えると、テグシガルパ用の甚句が出来てしまうかも知れません。



祭りに食べ物や飲物は、つきものです。
サンドイッチ、おにぎり、カップラーメン、焼き鳥、トルティージャ、フリホーレス、ガリフナの
カサーベなど、また、飲物も日本酒にジュスカランなど、つい欲が出てしまいます。
最も、悪乗りになってしまうかも知れません。



日本文化紹介としては、神輿、和太鼓、横笛、獅子舞、新ハポンジュラス、剣道、琴、三線、エイサー・
トウシンドウイ、エイサー・ミルクムナリ、ソ-ラン節が予定されています。ホンジュラスの人達への
チラシも準備されています。



JICA自慢の大神輿、大勢の人で盛り上げたいものと思います。
9日の日曜日の天気が良いことを祈らずにはおられません。







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