ホンジュラスは、ワールドカップへの最終予選リーグへ進みました。


ホンジュラスは、昨夜、サン・ペドロ・スーラで、ワールドカップ最終予選リーグへの進出をかけて、
強豪メキシコと対戦しました。



負ければ、ワールドカップ出場の夢は、ここで絶たれてしまいます。
ヨーロッパで活躍しているホンジュラスサッカーの英雄とも言えるダビッド・スアソも戻っていました。



ホンジュラスにとっては、大事な試合です。観光庁では、地下の駐車場に、テレビスクリーンが備えられて、
19時からの試合をテレビで応援する体制がとられていました。巨大な国旗があるのは、9月15日独立記念日
の時に、観光庁の山車全体を覆うために準備されていたものだそうです。この日ばかりは、国旗ルックと
言えばよいのでしょうか、Tシャツ、帽子、旗、タオルなど、ホンジュラスナショナルチームを応援する
意思表示が、あちこちで見られました。



サン・ペドロ・スーラの実況中継では、メキシコ大使の顔が映っていました。メキシコも、大使自らが、
サッカー場で応援する熱の入りようでした。



雨の中、ワールドカップ常連のメキシコとは、とても激しい試合となりました。
ダビッド・スアソのスピードは、群を抜いていました。試合は、ホンジュラスがボールを支配気味に進んで
いました。勢い、メキシコの当りも激しくなり、イエローカードだけではなく、レッドカードもありました。



結果は、ダビッド・スアソが待ち構えていたセンタリングのボールを、いち早くクリアーしようとした
メキシコのオウンゴールが、ホンジュラスの決勝点となりました。



ホンジュラスが、メキシコに勝った喜びは、大変なものでした。
観光庁の地下駐車場では、居合わせた皆が、リカルド大臣と喜びを分かち合いました。
また、首都テグシガルパの目抜き通りのモラサン通りは、21時半という時間にもかかわらず大渋滞になって
いて、停まっている車の両脇を大きなホンジュラスの国旗を持った若者達が、通り抜けていました。



ヘラルド紙は、そうしたホンジュラスの喜びの様子を、今朝の一面で伝えていました。



このブロックのワールドカップ最終予選リーグは、ホンジュラス、米国、エル・サルバドル、メキシコ、
コスタリカ、トリニダッド・イ・トバゴの6カ国です。この内の半分、3カ国が南アフリカで開催される
ワールドカップに出場できます。



ワールドカップ最終予選リーグは、来年2月11日に、予定されているようです。




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