国立劇場で、Nさんの最後のコンサートがありました。  

バンダ(ホンジュラス国立吹奏楽団)の112年記念コンサートは、JICAシニア海外ボランティアとしての
2年2ヶ月を、バンダの指揮者として活動されてきたNさんのお別れコンサートとなりました。



バンダの中には、青年海外協力隊の音楽隊員や得意の楽器でメンバーになっている隊員もいます。




JICAホンジュラス事務所K所長、O次長始め、ホンジュラス各地で活動している青年海外協力隊員など、
全国からJICA関係者が集まりました。日本大使館の方々もおられました。S大使、F1等書記官の姿が
ありました。



マヌエル・ボニージャ国立劇場は、最上階が開放されるほどの盛況でした。



サキソフォン奏者として定評のあるEさんも友情出演と言えば良いのでしょうか、Nさんとのお別れに、
ステージで演奏されていました。Nさんは、その姿を、舞台の袖で見つめられていました。その後、
テレビ局13チャンネルのインタビューを受けられていました。



コンサート会場でNさんの歌を聴いたのは、初めてです。
まさに別れの時に、選ばれた曲は、Time to say good bye(さよならを言う時)でした。イタリア語で高らか
に歌われていました。初めて披露された見事な歌声に、観客は総立ちとなって拍手を送っていました。



ホンジュラス国立吹奏楽団C責任者から、これまでJICAホンジュラス事務所からバンダに対して、
楽器を寄贈してもらうなど、多大な支援をしてもらってきたS所長は、既に、日本に帰国されていること、
その後任として、新たにK所長が赴任されたことが紹介されました。
紹介を受けられたK新所長が、壇上でご挨拶されました。



Nさんが選ばれたコンサート最後の演奏曲は、チャイコフスキーの序曲1812年でした。
Nさんのホンジュラスでの万感の思いが、込められているような演奏に思えました。
随所で響く力強い打楽器の音が、とても印象的でした。



バンダは、ラ・ゴロンドリーナ(ツバメ)の演奏でNさんを送られました。



Nさんのホンジュラス最後の演奏に相応しい、本当に見事なコンサートでした。




人気ブログ・ランキングへ