Aさんに、原稿を添削してもらいました。

朝、観光庁の入り口で、タイミング良くAさんに会いました。
午前の都合を聞いたら、10時がいいと言われました。今週の金曜日、ラ・セイバで旅行の話をすることに
なっています。その原稿を手直ししてもらう積りです。字句の訂正はもとより、意味がとれないような
個所を、添削してもらっています。Aさんは、作文の添削には、欠かすことのできない人と勝手に決めて
いる内の1人です。



先客が長引いていて、しばらく待つことになりました。最も始めの半年間を過した商品企画開発部ですので、
どこででも待つことが出来ます。皆さんが、とても忙しく仕事をされていることは、十分承知しているの
ですが、会えば、手を止めて話し相手になってくれます。こんな時、ホンジュラスの人達は、どうして、
こうもコミュニケーションを大切にしてくれるのか、本当に不思議に思ってしまいます。



Aさんには、緊急に処理しなければならないことが入ったようで、午後にもう一度お伺いすることを伝えて、
添削依頼原稿を渡しました。連絡するからとも言われましたが、基本的に、相手にボールがあると動きが
とれなくなります。再訪することを繰り返しました。



青年海外協力隊のYさんから電話が入りました。
明日、ヴァジェ・デ・アンヘレルスで、同地の土産物に関してのプレゼンテーションをすることになって
います。Yさんは、パワーポイントのスペイン語を添削してもらいたかったようです。



午後、Aさんのオフィスを訪ねました。
ちょうど、課員との打ち合わせが終わるところでした。Yさんには廊下で待ってもらい、Aさんに、
プレゼンテーションの中身を見て欲しいと打診したところ、直ぐに了解してくれました。



プレゼンテーションの中身を見て、添削したアンケート用紙の結果のプレゼンテーションだということを
言われました。すっかり忘れていましたが、以前、Aさんに、このアンケート用紙を添削してもらって
いました。このアンケートの結果は、Aさんの仕事に直結することもあり、終始興味を持って相談に乗って
もらえました。Yさんは、Aさんの年齢を気にしていましたが、全く見当がつきません。



Yさんのプレゼンテーションは、とてもよく出来ていたので、Aさんの添削も、ほんの僅かなものでした。
それでも、日本人同士では、なかなか気がつかないことですから、Yさんも喜んでいました。また、
プレゼンテーションが、途中で消えてしまっていたということに気がつくという、おまけもありました。



このプロジェクトは、青年海外協力隊で、ヴァジェ・デ・アンヘレスで活動しているSさんが、仲間に応援を
求めることから始まりました。そこに、Yさんが加わり、観光の関係で首都のテグシガルパにいることから、
自分も参加することになりました。



それぞれ自分の活動の場があり、活動がありますから、当然のことながら、この土産物のプロジェクトは、
プラスアルファになります。自分の活動が忙しいと言えば、それまでのことなのですが、何回かの打ち合わせや、
アンケート調査などを実施してくると、全く異なった職種のボランティアが、プロジェクトを組んで、一つの
ことに当たることで、それまで点として活動していたことが、線になり、その線が、他の線とつながることで、
面になっていくというようなことを体験しています。



若しかしたら、新しい活動パターンなのかも知れません。
音楽隊隊員や楽器が得意な人が、バンダで活躍するのにも、同じことがいえるかも知れません。皆が皆、何の
問題もなく、与えられた任務についているかどうかは、分かりません。それほど深刻な悩みではなくても、
何かを抱えているかも知れません。そんな時、同じ環境の中で、堂々巡りをするよりも、別な環境に身を置く
ことによって、何か気がつくようなことがあるかも知れません。



少なくとも、他の人達が頑張っている姿を、とても身近なところで感じることが出来ます。何も言わなくても、
顔を合わせているだけで、お互いに刺激を受けることになります。今回は、相手が若い人達なので、余計に
いろいろなことを感じます。単純に、若い方々とお付き合いできるだけでも楽しいものですし、優秀な方達
ですから、勉強になります。



また、Aさんの力を借りながら、改めて、Aさんの能力の高さを感じました。
更に、忙しい最中でも、時間を割いてくれるコミュニケーションを大切にされる気持に甘えてしまいました。






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