ランブータンの工場と畑を見に行きました。

ラ・セイバ行きのソーサ航空は、8時30分の出発です。国内線では、1時間前にチェックインすることになり
ます。青年海外協力隊のS隊員が、ラ・セイバでのイベントに参加することにしたのですが、航空機の
予約はしていません。ダメモト覚悟のゴーショウとなりました。



ソーサ航空は、19人乗りの小型航空機です。8時まで待つように言われました。ということは、予約上は
満席ということになります。隣には、イスレーニャ航空のカウンターがありますが、この日のラ・セイバ
行きは、午後便でした。



幸運にも、朝の便に乗れました。慌しく航空券を購入し、空港税の手続をして、ゲートに急ぎました。
航空機に乗る手前で、テグシガルパのソーサ事務所の女性が、客の誘導を手伝っていました。



ピコボニート国立公園財団の事務所は、ラ・セイバのゴロソン空港の直ぐ近くにあります。同期Aさんへの
ご挨拶と、明日の会場確認で寄らせてもらいました。このところ雨の日が続いていたそうで、ぬかるみを
ならすために、砂利を敷かれていました。会場は、クリスマスモードたっぷりで、明日のお客様をもてなす
準備に大忙しでした。



ホテルにチェックインしました。既に、JICAシニア海外ボランティアのOさんが、ホテルと交渉していて
くれたお陰で、すんなり割引してもらえました。それに、チェックインの時間よりは、かなり早かったのです
が、部屋に入れました。



Oさんは、ラ・セイバとテラとの、ほぼ中間に位置するマシカという所で、ランブータン生産者・輸出者協会
で協同組合運営強化の活動をされています。ランブータンの収穫時期にあたるそうで、ラ・セイバに来る人達
に見学を呼びかけられていました。せっかくの機会ですので、訪問させてもらうことにしていました。



昼食は、Oさんに、マシカで1軒という食堂に案内してもらいました。
ところが、この炭焼きのチキンとリブの美味しいことには、ビックリしました。この味なら、チキン、リブと、
毎日繰返しても飽きないと思えるほどでした。
この食堂に、見慣れない木がありました。カカオの木だそうで、カカオの大きな実が、枝ではなく幹から出て
いました。ただ、この木は、もう枯れているそうです。それにしても、チョコレートの原料となるカカオの木
を見るのは、初めてのことでした。



農牧省の個別専門家のAさんが合流されて、ランブータンの工場と畑訪問となりました。
Aさんには、視察となるのかも知れません。



11月の果物とも言われているようですが、もう、収穫は、終わってしまったそうです。
収穫されたランブータンの大半は、米国へ輸出されているそうです。顧客は、アジア系住民が主なようですから、
まだまだ、ランブータンは、一般的には知られていないのかも知れません。工場で実際に作業をしている様子は
見られなかったのですが、収穫されてから、どのように箱詰されていくのかをOさんに案内してもらいました。



Rさんは、この近くに農場を持つオーナー会員の1人です。Rさんもランブータンを栽培されていて、箱詰までの
自分の工場を持っていました。冷凍庫にあるランブータンを試食させてもらいました。マシカで最初にランブー
タンの栽培を始めたのは、Rさんだそうです。工場見学の後は、Rさんに畑を案内してもらいました。



ランブータンの実が生っている木を見るのも初めてです。枝を引き寄せて、赤くなっている実を採って食べるの
ですが、もぎたての果物は、また格別な味でした。ランブータン狩りで、観光客を呼べそうです。



収穫は、1年に1度だそうです。それも3ヶ月間という限られた期間になるようです。Oさんは、その後、周辺に
いる季節労働者とも言える人達に、どのような仕事を与えることが出来るのかといったことなども検討されて
いるようでした。



ランブータンという果物から、また別な角度のホンジュラスを知る機会を得ました。





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