今日は、ほぼ1日、JICA関係者の皆さんと一緒でした。





ホンジュラスの全国で活動しているJICA関係者が、JICAホンジュラス事務所に集合して、
安全対策などの連絡ミーティングが行われました。



鳥インフルエンザに関しては、人から人へ感染することがあるのかどうかが、最大の関心事で、
日本を含めた各国の研究者によって見守れているようです。
南北アメリカ大陸には、鳥インフルエンザの痕跡や影響は、全くないそうです。



ホンジュラス日本大使館担当官から、草の根・人間の安全保障無償資金協力への説明がありました。
着任直後に、説明を受けていましたが、その時はまだ、日常の活動に、どのように関わってくるのか
見当がつきませんでした。ある程度、人間関係や人脈もでき、活動以外のことにも目配りが出来るように
なったところでの再説明は、効果があるように思えました。








午後は、特務戦略コマンド(COBRA)へ行きました。
今週9日の月曜日に、日本文化を紹介したことで、感謝状を受け取りにくるようにという連絡がありました。
指定された時間に行ったところ、約30名の受講生に対して、終了証を授与する式典が行われました。
そして、受講生の前にある講師が座る席に、座ることになりました。



授与式は、女性警察官による神に感謝する言葉から始まりました。聖書の言葉を引用されていたのかも知れ
ません。続いて、国歌斉唱、更に、短いトランペット演奏が流れました。音楽による黙祷のような印象を
受けました。



終了証の授与式では、ツーリストポリスの人達に渡す役目を仰せつかりました。受講生の中には、観光庁
顔馴染みの人達もいました。そして、その場で、感謝状をいただきました。COBRAでの日本文化紹介を忘れ
ないこと、とても良い記念、思い出になることを伝えました。そして、一緒に写真を撮ってもらいました。



恐らく、警察官のための歌なのでしょう。全員で歌っていました。
授与式は、責任者の言葉で締めくくられました。




夜は、青年海外協力隊20年度2次隊と3次隊の合同歓迎会が行われました。



中華レストランでの歓迎会は、JICAホンジュラス事務所K所長の挨拶、
そして、日本大使館F1等書記官の乾杯の音頭で始まりました。



その場にいた全員が、隊次毎に、所属別に、舞台に上がり紹介されました。



また、各隊次で出し物も準備されていました。活動の一つシャーガス病の寸劇がありました。
シャーガス病は、家の土壁の中に住んでいるチンチェという虫が、人の血を吸った後、糞をする
ことによって痒みが生じ、掻くことで病原菌が分散されて、1週間ほど風邪に似た症状になるそう
ですが、それが、数十年後になって心臓発作を起こした時には、手の施しようがないそうです。



チンチェの衣装は、プロのシニア海外ボランティアIさんが作られたものでした。
皆さん、アイデアを膨らませ、恥ずかしがらないで、演じられていました。他にも、先輩隊員や
JICAホンジュラス事務所の特徴のある人達のクセを物真似していました。日頃から、よく観察
されているようです。映画マンマ・ミーアのように、見る人だけではなく、演じている人達も
楽しんでいるようでした。



午前の連絡会でキーワードとなった2時間を10分で紹介という言葉や、午後に行われた隊員総会での
洗濯洗剤の消費といった卑近な話題を巧みに取り入れて、歓迎会での笑いの種にしていました。



日常では決してしないこと、その場では言えないようなこと、また、1人では恥ずかしいようなことでも、
仲間と一緒なら、やれてしまえることで、それぞれ、思いもかけなかった自分を見出した人もいたようです。



人前で恥ずかしがらないで演じられていくのは、伝統のなせる業なのかも知れません。
任期に限りがある中でも、きちんと受け継がれていくもののようです。受け継がれていくのは、
隊員の皆さんのことだけではないようで、JICAホンジュラス事務所の皆さんにも同じことが
言えそうです。新しい体制、新しい人達によって連綿と引き継がれ、築かれていくようです。



この日の歓迎会にも、大きな笑いがありました。
この夜、ホンジュラスJICA関係者に、大きな仲間意識や絆が芽生え、新たな時を刻み始めたようです。








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