送別デーとなりました。

日本人補習学校へ行くのも、今日が最後の土曜日となりました。
この日は、日本人会会長のE校長先生がお見えになり、終業式が行われて、一人一人に、学年の修了証が手渡
されました。また、1年間の区切りとして、補習学校の思い出と題して、皆の前での発表会ともなりました。



本当に短い間でしたが、海外で活躍されている日本人のお子さん達が頑張っている姿を、ほんの少しですが、
知る機会を得ました。スペイン語が日常の中で、英語や日本語、更に、人によっては、フランス語と、語学
だけでも大変な学習量と思われますが、たくましく乗り越えていってもらいたいと思います。



お別れに際して、生徒と先生の皆さんから寄せ書きをもらいました。ホンジュラスでの楽しい記念になります。
日本人補習学校の皆さんと、一緒の時間を持てたことを、とても嬉しく思っています。









夕刻には、カサ・デ・ドルミトリオと呼ばれている青年海外協力隊宿舎で、19年度1次隊の現職参加隊員
(学校の先生)と、18年度3次隊の送別会がありました。隊次は後なのですが、現職参加の先生方の帰国
の方が先になるようです。



新隊員が着任した際には、歓迎会が行われます。迎えてもらった隊次の皆さんが、今度は、その時に
歓迎会を準備してくれて、帰国される先輩隊員の送別会を取り仕切るのが、伝統となっているようです。



この日の送別会は、ホンジュラスで買ったものを身につけてくるというコンセプトで、食べ物も典型的な
ホンジュラス料理が準備されていました。



歓談タイムの後には、出し物なども用意されていました。送られる隊員の皆さんも答辞のような形で、
後輩隊員に出し物で応えられていました。



帰国される隊員の皆さんの挨拶が、続きました。
青年海外協力隊員の一人一人に、ドラマがあります。任地は、首都からどれほど離れていようとも、
住めば都なのかも知れませんが、日本にいれば経験することのない苦労をされているのも事実です。
でも、日本では決して味わうことの出来ない、大きな喜びがあることも確かです。



短いようでも、2年の間には、様々なことがあります。共通する大きな変化は、語学力かも知れません。
着任当初は、思うように自分の考えや気持を伝えられないことで、もどかしい思いをされた日もあった
ようですが、今では、いろいろな場で、見違えるようなコミュニケーションをとられているようです。



志望国ではなかったホンジュラスに赴任された隊員がいました。気持を整理し、切り替えられて活動に
入られたようです。また、活動に優劣などは、つけられないという隊員の言葉もありました。生活する
ことそれ自体が、日々、周りにいるホンジュラス人に、日本人、そして、日本文化を紹介していること
になります。



2年間という時の中で、男性も女性も、たくましく成長されています。そして、人前で、今の正直な気持を
吐露されています。ここに、こうして送別される日を迎えることが出来たのは、本人の努力や、心がけが
あったのは、もちろんのことなのですが、JICAホンジュラス事務所の皆さんや、活動先で、あるいは、
下宿先で、また、同期の仲間や友人など、本当に多くの皆さんに支えられてきています。
側にはいないはずの家族や、友人からも、無言の励ましを受けています。



元気で帰国出来ることが、一番という言葉もありました。任期を満了して帰国出来る人達は、ある意味、
選ばれた人達と言えるのかも知れません。



若くて優秀な青年海外協力隊の皆さんと、限られた期間でしたが、ご一緒させていただきました。
送られる側に加えていただけたことを光栄に思っています。



今回も、素晴らしい送別会に出席させていただきました。
これまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
皆様に感謝申し上げます。





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