読売新聞夕刊一面のトップ記事は、WHO 警戒度「5」です。

「フェーズ5」というのは、大流行の一歩手前の段階で、世界の6地域のうち、1地域の複数国で流行、
国内の区別段階では、感染拡大期とあります。



ジュネーブ発の記名記事で、世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン事務局長は29日夜(日本時間30日朝)、
緊急記者会見を開き、新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の感染拡大を受けて警戒レベルを「フェーズ4」
から世界的大流行の一歩手前を意味する「フェーズ5」に引き上げると発表した。感染が確認されたり疑いが
あるのは30日、メキシコや米国をはじめ34か国・地域に広がっており、大流行に向かう流れがいっそう強まった
と判断、警戒レベルを上げて各国に対策強化を求めることにした、と報じられています。



確か、今年2月13日に、JICAホンジュラス事務所で行われた連絡会議の中で、S健康管理員が、ウイルスに関する
2時間の警戒ビデオを10分に要約して紹介されていました。その時に感じた不気味さが現実味を帯びてきています。



これまで強毒性の新型インフルエンザとして警戒されてきた「高病原性鳥インフルエンザ」とは異なり、
今回の「豚インフルエンザ」は、弱毒性と考えられているが、多くの人が免疫を持たない新型インフルエンザ
であることも事実で、対策をより強化しなければならないと警告しています。



日本は、「フェーズ4」の段階から徹底した水際対策に着手している。また、過去のどの時代よりも、
新型インフルエンザに備えができているのも事実、と伝えています。



記憶から消えかけているSARSの時は、うがい、手洗いの励行、マスクの使用、人込みに近づかないこと
などが呼びかけられていました。



仮に感染したとしても、通常のインフルエンザなのか、新型インフルなのか、自分では区別がつきません。
自分で出来ることは、うがいや手洗いを励行し、病気になったら外出しないことが大切なのかも知れません。



しばらくは、新型インフルの情報に目が離せなくなりました。





人気ブログ・ランキングへ