航空会社のコスト削減努力が紹介されていました。

日本航空は三桁、全日空は二桁の億の赤字だそうです。新型インフルエンザが更に、追い討ちをかけています。



当然のことながら、航空会社は、国際的な燃料価格に大きく影響されています。
日本航空では、ベテランの機長が、着陸のシミュレーションをしていました。上空から滑走路に、現在のように
階段状に降りてくるのと、なだらかな直線で進入するのとでは、燃料の消費に差が出るようです。



何も気にすることなく航空機を利用していましたが、航空機事故を避けるために、着陸時の飛行の仕方が、
細かく定められているようです。



航空機燃料の消費は、航空会社のコストの問題だけではなく、炭酸ガス排出という地球温暖化の環境問題にも
関わっていますので、出来るだけ消費燃料を少なくするための規制緩和も検討されることになるようです。



燃料の消費は、航空機の重量に左右されますので、航空各社は、グラム単位の削減に努力しているそうです。
その昔、機内食のナイフ・フォーク・スプーンは金属でしたが、プラスチックに変わっています。コップも
ガラスからプラスチックになりました。機内誌の紙の質も軽くなったようです。乗客に見えない所では、
荷物用の収納ボックスの片面をシートにするなど工夫が重ねられていたようです。積む燃料自体の量に
よっても、消費燃料は異なってきます。



全日空は、エンジンそのものを交換することでコスト削減を図っていました。整備費用のコストなども、
10年の単位で考えると削減できるそうです。また、燃費の良い航空機の開発も進んでいるようです。
開発と言えば、環境に優しいと言われているバイオ燃料に取り組んでいる航空会社もあるようです。



こうした時代の流れを見ると、預け入れる荷物に対しても料金が必要なことは分かるような気もします。
その昔、大きな人と小さな人の航空運賃が同じというのはおかしいのではないかという人がいました。
懐かしい笑い話なのですが、なんだか、体重による料金設定が現実味を帯びてきたようにも思えてきました。






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