ルビコンの決断は、葬儀の価格破壊でした。

新聞のテレビ欄には、お布施が500万円? 日本の葬式はなぜ高い、お坊さんが挑戦した激安の葬儀
と書かれていました。



お寺に勤めていた、今日のテレビのお坊さんには、いつも皆から愛されていた祖父のお坊さんの姿が
ありました。祖父は、貧しい家の葬儀で受けたお布施は、そのまま香典として渡していたそうです。



ある日、友人からお布施のことを尋ねられました。父親の葬儀で、戒名込みのお布施が500万円だと
言われたそうです。お布施の額は、元々決まりなどはないそうですが、全国平均では、だいたい
55万円だそうです。命に値段がある訳ではないと思っていたお坊さんは、500万円と聞いて考え込ん
でしまい、宗派は異なるものの、お経をあげることを申し出ましたが、友人は、お寺との関係を
配慮されました。



お布施は、三段階の戒名や、亡くなられた方の社会的な地位などによっても、異なってくるそうです。



全国には、約78,000のお寺があるそうです。この数を比較するために、コンビニの数50,000店が紹介
されていました。お坊さんの平均年収は、565万円だそうです。お寺によっては、副業と言えばよい
のか、幼稚園や駐車場などの事業をしているところもあるそうです。



仏教の場合、お寺への年間経費は、約5万円だそうです。キリスト教では、収入の5%から10%、
イスラム教では、2.5%を納めるそうです。



今日の主役のお坊さんは、お寺を辞めて、2004年12月に、坊さんどっとこむという会社を起こしました。
お寺に所属していないお坊さんをマンション坊主というそうですが、そうしたお坊さんが加わりました。
お布施は、お寺を配慮して、戒名込みで30万円に設定してチラシを配りましたが、思うようにはいきま
せんでした。



道で出会った人にチラシを渡したところ、自分には払えないという言葉を聞いて、新聞チラシのような
価格を思いつき、96,000円という料金設定でチラシを配ったところ、大きな反応がありました。



当初、お寺を敵に回してどうするのかというアドバイスや、嫌がらせの電話もあったそうですが、
今では、派遣できるお坊さんの数も70名になったそうです。






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