映画「剣岳 点の記」を見に行きました。

新田次郎原作「剣岳 点の記」の映画化で、八甲田山の撮影などで知られている木村大作氏が監督、
撮影されていました。



映画館の入口で、剣岳を背景にした写真に、映画制作の思いが綴られた葉書を渡されました。
撮影の舞台となった富山市も映画「剣岳 点の記」を応援していて、この葉書が、プレゼント
キャンペーンの応募葉書になっていました。



プレゼントには、富山市ゆかりの賞品と題して、富山市立山の宿泊券、「剣岳 点の記」出演者の
サイン入りポスター、また、名産ます寿司、かまぼこ、富山の地酒などが用意されています。



誰もが結果を急ぎ、効率が優先される今の時代に、
信念と勇気を持って、「本物」にこだわり続けた二百八日間。



体感温度氷点下40度。
標高3000mの撮影地点でフィルムに焼き付けられた
この映画もまた、仕事に誇りを持って真摯に取り組んだ人々の
魂の記録である。



映画監督始め出演者やスタッフが、撮影現場となった標高3000m地点に集合したことになります。
演じる俳優とその俳優を撮影するカメラは、それぞれ別の山にいたことになります。
コンピューターグラフィックなどは一切使用されていないため、その時々の天候に合わせて撮影
されたのでしょうが、雪崩や吹雪のシーンもありました。景色はもとより人物や雷鳥などの映像
も見応えがあり、立山連峰の魅力が画面一杯に紹介されていました。



映画の終わりでは、出演者と表現されていますが、この映画では、「仲間たち」という言葉が
遣われていました。単に、出演したという言葉では表せないほど一体感が生まれていたのかも
知れません。登山家などは誰もいなかったのではないかと思われますが、映画の役が、誰もを
登山家に仕立てていました。



この映画に取り組まれた皆さんの凄まじい情熱を感じさせられました。



梅雨の合間に、清々しい景色を堪能できました。







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