ホンジュラスの友人A氏から返信メールがありました。
返信メールの内容は、6月28日に起こった大統領の交替は、ホンジュラスの将来にとって必要なものだった
という記事の紹介でした。(ホンジュラス国憲法では、大統領の任期は4年で、再選が禁じられています。)
記事では箇条書きに、ホンジュラスでは、選挙を召集するのは最高裁判所で大統領ではないこと、セラヤ
大統領の政権下で、法律に基づき正式な手続を経て、最高裁管理下で、次期大統領予備選挙が国会で準備
されたこと、最高裁による次期大統領予備選挙では予定日に、それぞれの党の候補者を選出したこと、また、
予備選挙では、OASも代表を派遣していて、経緯を見守り、結果、公正なものと承認されていたことなどが
書かれていました。
6月28日に、大統領職が継承されたが、何も変わらなかった。最高裁に基づく次期大統領選挙も変わらない。
最高裁の判断も変わらない。次期大統領選への候補者も変わらない。次期大統領選挙日程も変わらない。
セラヤ大統領政権が行ったことは、選挙費用として割り当てられていた予算の中から3%だけを支出したと
いうこと。強制手段は、ホンジュラス国民のため、国民の権利を尊重、保障するための最終手段だったという
ことが添えられていました。
民主主義というのは、民主主義自体が目的なのではなく、手段に過ぎないという言葉が印象的でした。
少なくとも、この記事の中では、政変とか、クーデターという言葉は遣われていませんし、その論調から、
多くの人達も現暫定政権を支持しているように思えました。
A氏の単純に遊びにいらっしゃいという言葉に、ホンジュラスが、急に懐かしく思えてきました。