ホンジュラスから最新ニュースが入りました。

追放されていたセラヤ大統領が、ホンジュラスに戻り、既にブラジル大使館に居るというものです。
更に、21日16時00分から22日の07時00分まで、夜間外出禁止令が発令されたという追伸もありました。



ミチェレッチ暫定大統領は、セラヤ大統領が帰国すれば逮捕すると言明していました。しかし、セラヤ大統領
を支持する人達との衝突を避けるため、セラヤ大統領がベネズエラの航空機を利用して首都テグシガルパ
トンコンティン空港に着陸しようとした際は、空港を閉鎖し、また、陸路での入国情報に関しては、国境の
道路封鎖で対処していました。



ホンジュラスは、グアテマラエルサルバドルニカラグアの3ヵ国と国境を接しています。陸路で
ホンジュラスに入国する場合のルートは、グアテマラとは、コリント、エル・フロリード、アグア・
カリエンテの3ヵ所、エルサルバドルとは、エル・ポイ、エル・アマティージョの2ヵ所、そして、
ニカラグアとは、グアサウレ、ラ・フラテルニダッド、ラス・マーノスの3ヵ所の合計8ヵ所です。



一方、ホンジュラスグアテマラエルサルバドルニカラグア間では、パスポートを所持していなくても、
身分証明書だけで相互に出入国できるという特殊事情があります。以前、マルカラへ行った時、過去に、
エルサルバドルとの国境が変更になったことから、ホンジュラス人がエルサルバドル人になったり、
エルサルバドル人がホンジュラス人になったりしたことや、病院や学校などは便利な方へ自由に行き来して
いるとも聞きました。



追放されたセラヤ大統領は、上記8ヵ所の正式な出入国管理事務所ルートを利用しなくても、それこそ何時
でもホンジュラスに戻れたのでしょうが、政治的な意味合いは異なってきます。残された任期が刻一刻
失われていくことから、これ以上は待てないと実をとられたということなのでしょうか。



ホンジュラスは、予断を許さない局面を迎えているようです。






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