ホンジュラス関係 各紙の記事です。

毎日新聞
ホンジュラス 続く混乱  セラヤ氏帰国が拍車 出口見えず



[メキシコ市・庭田学]AP通信によると、中米ホンジュラスのクーデターで実権を握っている暫定政権は22日、
追放したセラヤ大統領が電撃帰国し滞在している首都テグシガルパのブラジル大使館周辺で、催涙弾などを
使ってセラヤ氏支持者を排除、外出禁止令も延長した。国際社会は話し合いによる解決を求めているが、歩み
寄りの気配はなく政治混乱の出口は見えない状況だ。
 ミチェレッティ暫定大統領はブラジル政府に対し、セラヤ氏を引き渡すか、ブラジルに移送するよう要求。
国際社会が求める同氏の大統領復帰には応じない構えだ。
 一方、これまで双方の仲介をしてきたコスタリカのアリアス大統領は、今後も仲介を続ける意向を表明。
テグシガルパは対話ができる状態ではない」と指摘し、コスタリカでの対話再開を呼びかけた。





朝日新聞
ホンジュラス軍、大使館を包囲  セラヤ氏滞在、水道・電気通じず



デトロイト(米ミシガン州)=堀内隆]中米ホンジュラスからの報道によると、ホンジュラスの軍と警察は22日、
クーデターで追放されながら強行帰国したセラヤ大統領が滞在する首都テグシガルパのブラジル大使館がある
一帯を包囲した。大使館前に集まっていたセラヤ氏支持者も警官隊に強制排除され、18人のけが人が出たという。
 ミチェレッティ暫定大統領は22日にテレビを通じ、「全世界に呼びかける。我々は対話の用意がある」との
声明を発表した。ただセラヤ氏が求めている直接対話には応じる姿勢を見せなかった。
 セラヤ氏が滞在するブラジル大使館には22日、国連職員が食料や水を持ち込んだ。同日、大使館の水道、電気、
電話が切断されたが、意図的に切られたのかどうかははっきりしない。





日本経済新聞
米「ホンジュラス暴動回避を」 ブラジルも民主的解決を要請



[ワシントン=弟子丸幸子]米国務省のケリー報道官は22日の記者会見で、クーデターでホンジュラスの大統領職
を追われたセラヤ氏が同国に帰国したことについて「暴動を避けることをすべての当事者に求める」と述べ、
セラヤ氏と暫定政権側の双方に武力衝突を回避するよう自制を促した。報道官は「米国は対話(による解決)を支持
する」と強調した。






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